☆数星の王子、ただいま冒険中★

ギフテッド?(IQ137)☆メンサ会員☆自閉スペクトラム症☆注意欠如・多動症☆口唇裂☆3月生まれの一人っ子♥数字ラブ♥王子の冒険譚

☆★教育ママ??☆★① 「数字が好き。」と、言える自信 ※1年時に、試練がきます。

 

【王子 小2 7歳】

 

 

王子 (小学2年生) は、なんと…

 

片道、1時間45分くらいかけて、サピックスまで、毎週、冒険に、行っています♪

 

 

「わぁぉ。すんごい、教育ママだね⁉」

 

ママリのこと、そう、思いましたか?

 

 

 

数字ラブ♥の王子を育てていると、ママリは、いつも、「教育ママだったのね⁉」という視線を、沢山の、沢山の人間達から、向けられます。

 

 

ママリが、「チャタは、数字が好きで…。」と、話し出すと、多くの人間達には、「小さい頃から、算数を (ママリが) がっつり、教えています。」と、聞こえるようです。

 

 

 

王子が、心から、数字が好きなことは、実際に、王子が数字遊びをしている姿を見ないと、なかなか理解ができないと思います。

 

 

これが、発達障害、もしくは、高IQの、執着なのか、探求心なのかは、分かりません。

 

 

王子は、とにかく、数字が好きで、問題も、大好きです♬

 

 

 

例えば、最近の親子ゲンカの内容は、

 

王子 「算数オリンピックの過去問が、やりたい。」

 

ママリ 「やってもいいけど、決勝の問題は難しいから、後で。まずは、予選の問題だけやって。答えは、見ないで。」

 

王子、大号泣。

 

「だって、やりたいんだもん。難しい問題も。答えも、見たい。」

 

王子は泣きながら、ママリから過去問を奪って、部屋のすみっこで、メソメソしていました(笑)

 

ママリは結局、「そんなにやりたいなら、いいよ。」と、王子から過去問を奪い返すことを、やめました。

 

 

なぜなら、これこそが、『数星の王子の、真骨頂』だからです。

 

 

王子は、『とにかく、全ての問題が、見たい♬ 聞きたい♬ やりたい♬』

 

 

そんな、子星人です。

 

 

 

 

 

 

それはさておき、今回は、王子が、サピックスと出会うまでの、物語です。

 

 

なぜ王子は、サピックスに、通っているのでしょうか?

 

 

ママリが、教育ママだから?

 

違うと、思います。

いや、そうかもしれない。

 

思考力系のドリル、揃えてたら、教育ママか…。

 

 

中学受験をするから?

 

王子が望めば、応援します。

 

 

 

サピックスは、王子にとって、癒しの場所であり、訓練する場所であり、戦う場所です♪

 

サピックスは、宿屋のように、王子を癒してくれるだけではなく、王子の専用武器を、作る手助けをしてくれる武器防具屋で、戦う相手もいる、ダンジョンです。

 

楽しそうですね♪

 

 

 

ワクワク顔の王子の横で、ママリは、王子が、「算数を、嫌いにならないように。」という、切実な願いを込めて、サピックスまで、送っています。

 

 

 

王子には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症の特徴があります。

 

そして、IQ137で、特に、数字の分野で覚醒しています。

 

 

 

ただし、

 

 

覚醒 = 数字ができる 

 

では、ありません。

 

 

 

王子の場合、

 

覚醒 = ひたすら好きで、やりたい

 

と、いう意味です。

 

 

 

王子は、天才ではありません。

 

ギフテッドでも、ないかもしれません。

 

 

 

でも、『ひたすら好きで、ずっとやっていられる』というのは、一つの才能です。

 

 

なぜなら、ひたすらやっていれば、やっていない子よりも、絶対に、できるようになるからです。

 

だから王子は、算数に関しては、算数を好きでない子よりも、有利です。

 

 

 

難しい問題でも、とにかくやってみようと、すぐに、考えはじめます。

 

間違えてもいいと、色々と書いてみます。

 

 

 

王子の強みは、『数字が好きなこと』です。

 

 

だから、

 

 

絶対に、

 

 

ママリは、

 

 

『王子が、算数を嫌いになること。』

 

だけは、阻止しないと、いけません。

 

 

 

幼稚園時代の王子は、周りの子共達が、自然と持っている標準装備 (挨拶をする、他人と話す、一緒に遊ぶ等) を持たず、他の子共と、自分を比べて、自分が、『できない子』だと、考えていました。

 

 

そんな中で、王子にとっての楽しみは、数字を愛でることでした。

 

 

王子は、3歳3ケ月の頃に、覚醒しますが、その後、ママリは、あえて、教えない1年間を設けて、王子がどのような子星人なのかを、見ていた時期があります。

 

その詳細は、また今度♬

 

 

 

ざっくり言うと…

 

 

王子は、『数字が大好きな、考える子』でした。

 

 

3歳の王子は、計算機を打ちまくって、「数字がいっぱいだぁ♥」と、アハハウフフと萌えて、どのボタンを押すと、どうやって数字が出てくるのかと、計算機の色々なボタンを、色々と打って、考えていました。

 

7歳5ヵ月の今だと、計算機に数をランダムに入れて、(王子家の計算機は140桁以上いれられます、ママリが140まで確認しましたが、そこで疲れてやめました) その数字の中の7桁くらいを暗記して、全体からそれを引いて、0になるまでやる、という、ママリには、何が楽しいのかさっぱり分からない、王子VS計算機の素敵な戦いを、キャッキャ言いながら、繰り広げています。

 

例えば、12345678987654321から、7898765を引いて、それを、答えが0になるまで、けっこうな速さで繰り返し、遊んでいます。

最後が、000になったり、狙った数字になると、モエモエです。

 

とてつもなく、楽しそうです♪

 

 

3歳の王子は、トランプの数字や柄を見て、「どういう順番がいいだろうか。」と、王子なりに規則を作って、考えて、並べたりしていました。

 

7歳だと、王子がルールを考えて、トランプに新しいカードを作って加えたりして、遊んでいます。

 

 

王子は、常に何かを考えていて、書いていて、パパ虫用の復讐ドリル、間違えた、復習ドリルを作ったり、王子オリンピックを開催して、トーナメント表を作り、ライブ中継をして、金メダルを目指して、頑張っています。

 

王子は、不器用ですが、妄想、創作は大好きで、たまに漫画も、描いています。

 

美的センスや、ネーミングセンスは、独特です。

昔の、妖怪マンガのような感じです。

 

好きなマンガは、ドラえもんです。

 

 

 

3歳の王子は、算数の絵本も大好きで、数字の不思議について書いてある本等は、パパ虫と何度も読んで、やっていました。

 

 

 

王子は、暗記や、ブロックや実験等の理科系のおもちゃには、全く、興味をしめしませんでした。

 

ママリは、3、4歳頃の王子が、暗記、例えば、並べた数字の順番を覚えることに命を燃やす等をしなかったので、王子が、暗記に、興味がないことに、気がつきました。

 

 

そして、『数字が好きで、更に、実験や、ロボットにも興味があれば、「算数も理科も好きなんて、最強だな★☆」』と思い、理科系のおもちゃも、用意してみましたが、王子は、それらでは、全く、遊ばず、分解なども、しませんでした。

 

実験系の絵本にも、食いつきませんでした。

 

 

 

結果、ママリは、

 

王子は、数字が好きで、考えることが好き。』

 

『でも、理科系は好きではないので、数独のようなパズルや、計算、思考力系のクイズ等が、好きなのではないか。』

 

そう思い、4歳3ヶ月頃、そういう問題集を、与えてみました。

 

3×3マスの数独や、思考力系のドリル、等です。

 

 

王子は、これらを、心の底から、楽しんでいました。

 

難しい問題に挑戦して、「うんうん」うなっている王子は、一つの問題に、長い時間をかけることもありました。

 

全く歯が立たず、一度しまい、2年後に、やっとできた問題もあります。

 

問題ができなくて、泣くこともありました。

 

 

それでも、瞳が輝いていて、ガツガツしたものが、瞳の奥に、見えていました。

 

 

これこそが、ママリの知っている、王子でした。

 

 

でも、これは、王子家での話で、幼稚園では、相変わらず、『できない子』のままでした。

 

 

 

しかし、小学生になった王子は、

 

『僕は、算数ができて、僕よりも、算数ができない子がいる。』

 

という事実に、気がつきました。

 

 

王子は多分、とてつもなく嬉しかったと思います。

やっと、王子にも一つ、『できる』ことが、あったからです。

 

 

因みに、ママリは、ずっと、王子に、「チャタは、できる子だ。」と、言い続けてきましたが、王子は、ママリは、自分の母親だからそう言ってくれるのだと、思っていたようです。

 

 

 

さて、算数が、自分の強みだと感じた王子は、ここから、ぶっ飛んで行きます↑↑

 

 

王子は、1年生のこの頃、算数の授業を、普通学級ではなく、支援級で、自由にやらせてもらっていました。

 

そこでは、優しいお兄さんお姉さん達が、王子が算数の問題を解くと、褒めて、かわいがってくれました。

 

答えが合っていると、褒められていた王子は、間違えたら、褒められなくなると、問題を間違えると、先生から隠して、そのままドリルを、王子家に持って帰ってくるようになりました。

 

 

「算数の問題を、間違えたのを、みんなに、見られたくない。」

 

王子は、言いました。

 

 

そしてやがて、そもそも、

 

 

「問題を、間違えたくない。」

 

 

だから、

 

 

「簡単な問題を、沢山やって、他の人から、褒められたい。」

 

と、言いはじめたのです。

 

 

 

ががん。

 

 

ママリは、悩みましたね。

 

 

数字が大好きで、楽しく算数と生きてきた王子が、今度は、算数に攻め込まれて、楽しさがなくなり、切実な表情を、するようになりました。

 

 

王子は、『僕の存在意義は、算数ができること。』で、『算数ができない僕は、ダメな子だ。』と、感じるようになったのだと思います。

 

 

王子は、天才ではありません。

 

小学校の、低学年の内容はできるとしても、他の場所や、高学年で、できない問題は、沢山出てくるでしょう。

 

そうなったら、できない自分を否定して、辛い思いをして、算数を嫌いになってしまうのではないか。

 

 

ママリは、悩みました。

 

 

 

 

悩んでいる間に、さらに、落とし穴が、ありました。

 

●●落とし穴●●に、王子が、落ちました●●

真っ逆さまに、落ちていきました。

 

 

王子は、その頃、一緒に遊んでいた子供達から、

 

「チャタ君がいると、みんなで仲良く遊べない。」

 

「数字が好きなんて、おかしい。算数が好きなんて、変。なおしたほうが、いいよ。」

 

と、言われてしまいました。

 

 

この日王子は、唇を噛んで、こっそり、泣いていました。

 

 

その子達から、数字のことは何度か言われていたようで、この頃から、王子は、支援級以外では、算数ができることを、隠すようになりました。

 

「せっかく、大好きで、得意なものがあるのに、隠さなきゃいけないのか…。」

 

王子とママリのまわりに、暗黒期だった幼稚園時代を思い出させる、真っ黒なモヤモヤが、漂いはじめました。

 

 

 

当時、王子は、

 

「僕は、みんなと同じくらい算数ができる。」

 

と、言っていました。

 

 

小学校では、ほとんどの子供が、テストで90点以上を取るので、王子も、王子自身を、その高得点グループの仲間で、普通レベルなのだと、思っていました。

 

その、できる子供達は、学校の簡単な問題を、間違えないので、余計に、王子は、「問題を間違えること」に、恐怖を感じるようになったのかなと思っています。

 

 

なんにせよ、『みんなよりも、できる』という意識は、王子には、ありませんでした。

 

 

 

そしてついに、王子の中にあった、情熱と、挑戦する気持ちが、消えました。

 

 

「みんなと、同じが良い。」

 

 

「算数は、これくらいできてれば、いいや。」

 

 

と、王子は、他の子共達と同じくらい、学校の算数ができていて、支援級で褒められるくらい、算数ができていれば十分だ、という考えに、たどり着いてしまいました。

 

王子のまわりに、そんな、ゆるーい空気が漂いはじめて、難しい問題に挑戦して、間違えても楽しそうだった、王子の瞳の奥のガツガツしたものが、ゆっくりと、消えていきました。

 

 

 

この頃の王子にとって、『算数は、諸刃の剣』でした。

 

算数は、王子が自信を持って戦える、王子を勝利に導くものであり、同時に、少し調子が狂うと、王子を底なし沼に引きずり込むことができる、不安定な、武器でした。