【王子 小2 7歳】
数字ラブの、王子 (2年生、7歳5ヵ月) の、『数字力』は、どんな感じでしょうか?
説明するのが、とても難しいので、意味不明だったら、申し訳ありません。
そして、王子の思考レベルが、みなさんが思っていたよりも、低い場合も、申し訳ありません。
ママリが、モンスター親バカで、ごめんなさい。
王子は、考えることが、とても好きです。
年中(4歳)くらいだったと思います。
「ママ、1年は、365日で、合ってるよ☆」
と、王子は、カレンダーをめくりながら、計算機を打って、ママリに、教えてくれました。
当時の王子の特別装備は、計算機でした。
「どうやって分かったの?」
「1月から12月の、日数を足した。」
と、王子は、ニコニコ笑顔で答え、さらに、
「1年は、12ヵ月も、合ってるーー☆」
「どうやって、計算したの?」
「全部の月に、1を足して、その合計 (377日) から、12をひいたら、365日になるから。」
ママリは、びっくりしました。
最初、?となりました。
何ヵ月かを確認するために、あえて、毎月の日数に1を足して、最後に、足した分を引く…。
ママリには、この発想は、ないです。
「普通レベルの発想じゃないかっ。」
と、つっこんだ方、つまらないかもしれませんが、しばらく、モンスター文系のママリの独り言に、おつき合いください。
当時、王子は、足し算、引き算の計算を、愛していました。
そして、王子の疑問「365日なの?12ヵ月なの?」に対して、この式が作れたということは、ただ、足して引いているだけではなく、どのような状況で、足したり、引いたりすればいいのかも、理解できているな、と、ママリは、思いました。
計算を、王子なりに、活用する力です。
当時の王子は、「なんで?なんで?」と、聞いてくるタイプの子星人では、ありませんでした。
↑先ほどの計算のように、ある事実を知ると、それが、本当かどうか、試行錯誤して、確認したいタイプでした。
さて、最近の、ご飯中の会話だと、こんな感じです。(2年生、7歳5ヵ月)
ママリが、カボチャスープについて、話していた時です。
王子と話していると、日常会話が、つい、数字会話になってしまいます。
「昨日、カボチャを、2分の1買ってきて、家でまた、2分の1に切ったの。で、もっと小さく切ろうと思ったのに、硬すぎて、2つのうち1つを小さくしている間に、ママの腕に、限界がきて、それだけは切りました。残りは、パパが、切ってくれました。ママが、小さく切ったカボチャは、カボチャ全体の、何分の何でしょう?」
「3分の1?」
「ぶー。」
「4分の1。」
「正解。どうやって、計算したの?」
「1は100だから、半分にしたら50。その半分は25。100の中に、25は4こあるから、4分の1。」
王子は、分数、%は、まだ、正式には習っていないので、式を作っての計算は、できません。
ただ、王子家の会話には、よく、出てきます。
王子が知っているのは、
「2分の1は、1つの物を、2つに分けたうちの、1つ。3分の2は、3つに分けたうちの、2つ。」
「1つの物を、100に分けて、考えることができる。」
です。
ママリは、カボチャという物体で、感覚的に、分数を、体感させようとしました。
2分の1は、2つに切られたうちの、1つ。
その2分の1は、また2つに切られて、4つになる、というように。
王子は、ママリと、思考回路が、全く違いますね。
王子の脳みそは、宇宙まで飛んで行って、帰ってきました。
そして、王子の特別装備の数字で、勝負を、かけてきました。
分数の計算を間違えた王子は、分数を諦めて、他の方法を探して、%で計算してから、分数になおして、答えをだしました。
この、自由な、考える力こそ、王子の『数字力』かなと、ママリは勝手に思っています☆
「どうやって、九九、覚えたの?」
と、よく聞かれます。
王子は、覚えた、というよりも、好きなので、何度も考えて、手を動かしてやって、食卓で話しながら、いつの間にか覚えてしまった、という感じです。
暗記は、特に、させていません。
九九も分数も、何度も考えていれば、そのうち覚えるので、わざわざ、ママリが王子に、教える必要がないからです。
王子は、勝手に、九九のドリルをやり、九九の二桁三桁の暗算の問題集もやり、九九の本を借りて読み、お風呂の中でパパ虫と九九クイズをやり、九九の表を眺めては、萌えていました。
もちろん、王子では発見できない、式や計算方法などは、教えてもらう必要があります。
そして王子は、実は、方法を教えても、けっこう、あっさり、忘れます(笑)
分数も、ざっくりと教えた記憶がありますが、忘れています。
でも、なんとなーく、理解しているので、忘れても、きっかけがあれば、思い出して、使ったり、応用したりします。
学校の評価は、勉強=暗記で、多くの方法を暗記して、使えることが、頭の良さだと考えられています。
これは、一つの考え方として、正しいと、ママリも、思います。
暗記は、正確な答えを導くための、圧倒的に強い、武器です。
一方の、考える子は、自分が今、持っている知識を活用、応用して、どんどん考えを、自分自身で広げていきます。
そして、自分で考えてやっているうちに、暗記しなければならないことも、いつの間にか、覚えています。
子供達に、勉強を教えていると、違いが見えます。
暗記型の子は、
はじめて見る問題に対して、何もせず、「教えてください。」と、言ってきます。
こういう子は、「教えてくれないと、できません。」と、まず、やり方を教えなかったことに、不満を言います。
そして、教えてあげれば、とても、良くできます。
思考型の子は、
はじめて見る問題でも、今までに試した方法を使ってみて、だめなら、勘で数字をあてはめたり、試行錯誤をする中で、どんどん、勝手に、問題を理解していきます。
答えが間違っていたとしても、この子は、多くのことを学んで、レベルアップしたので、問題を解いたこと自体に、意味があります。
簡単に言うと、
「九九を、暗記しただけの子は、忘れたら、どうしますか?」
「九九を、理解していれば、足し算をすれば、解決できます。」
いやいや。
算数の理解なんて、当然、みんな、できているはずだと、みなさんは、思うかもしれません。
ママリ (42歳) の算数・数学力は、人並みだと思います。
それでも、なんと、中学3年の途中まで、ずっと、学校のテストで、95点以下を取ったことはありませんでした。
なぜか?
ママリは、暗記していました。
テストの範囲内の式のみ覚え、こういう文章題なら、この式を使えばいいと、覚えていました。
でも、範囲が広くなった時、どの式が当てはまるのかが、簡単には分からなくなった時、ママリには、武器が、残っていませんでした。
この時の、全てが崩れ落ちていく感じ。
すごかったです。
ずっと100点を取っていた子が、80点、50点くらいしか取れなくなり、一気に自信をなくして、以後、数学は、赤点スレスレの人生です。
勉強、いえ、人生には、暗記だけでは、越えられない壁があると、ママリは、考えています。
そして、この『考える力』は、必ずしも、生まれ持ったものではないと、ママリは、思います。
最近、人間界で、思考力系の問題が、熱いです。
沢山の問題集が、でています。
それらの、大きな特徴は、問題が、面白く、考えるきっかけになることです。
ママリは、そういう問題を見ていると、正直、羨ましい気持ちでいっぱいになります。
ママリも、今の時代に生まれていたら、もう少しぐらい、数学と、上手くつきあえたのではないか。
せめて…。
宇宙の本を読もうと思った時に、理解できるくらいの数学力が、あれば…。
しくしく。
ママリ、宇宙の本、全く理解ができません。
王子は、確かに、もともと、考えることが大好きなのですが、考える時間がなければ、考えること自体が、できません。
『数字ラブ王子に、数字を、どうやって、教えていくのか?』
色々と悩んだ末に、ママリが辿りついたのは、『王子の邪魔をしない』ことでした。
食事や勉強、習い事等々は、やらなければいけないこと・時間で、その間は、王子は、自由に考えることが、できません。
それ以外の時間は、王子の自由時間で、王子は考えています。
なので、ママリは、なるべく、この、やらなければいけない時間を短くして、『王子の自由時間を、増やす』ことが大事だと考えいます。
「育児放棄ですか?」
と、言われるかもしれませんが、放棄では、ありません(笑)
放っておく、という育児の種類だと、ママリは、考えいます。
王子は、この自由時間に、本やマンガを読み、クイズのネタを仕入れ、テレビを見て大笑いして、妄想して甲子園球児になり、パパ虫のために復讐、あ、復習ドリルを作り、ママリとボードゲームで対戦して遊んだりします。
そして、実は、思考力系の問題を、王子がやるのも、この時間です。
算数の勉強は、一つの絶対的な答えを、一番効率的に、はやく、間違えず、できるようにするための、訓練です。
でも、王子が自由時間にやっている思考力系の問題は、違います。
王子は、ゴロゴロしながら、例えば、マッチ棒でできた計算式があって、一本動かして式を変える問題だと、ドリルを逆さまにして見たり、間違えたところを消しゴムで消せなくてまた間違えたり、鉛筆で実際に並べたりしつつ、マッチ棒をバットに見立ててホームランを打ったりしながら、途中で諦めて、また次の日に、やったりしています。
全く効率的ではないし、答えが出ないことも、答えが沢山あることも、あるんです。
頭を使い、手を使い、勘を働かせ、全然違う分野のことも考えながら、間違えて、間違えて、正解して、間違えています。
それで、いいんです。
ただ。
ただ。
ただ。
『王子が、考えること』
それだけが、目的なんです。
王子が考える、良いきっかけになるような、面白い問題が沢山のっている。
それが、王子にとっての、思考力系の問題です。
だから、勉強というより、趣味かもしれません。
でも、この考える力は、勉強にも、活きてきます。
王子は、分数の計算を間違えても、分からなくても、諦めないんですね。
王子が持っている知識を応用して、答えを出してくる。
もし、ママリが、最初から、王子に、分数の計算方法を教えていたら、王子に、『分数を、%にしてから考えてみる』、という試行錯誤の機会が、そもそも、発生しないんです。
だから、ママリは、算数の分野は、なるべく、王子に教えない、王子自身に考えさせるを徹底しています。
王子の数字力は、効率的ではないし、はやさ、正確さに、欠けます。
学校のテストだと、式がおかしいので、×になるかもしれません。
受験にも、向いていないかもしれません。
でも、これが、王子なんです。
だから、ママリは、これは、これでいいと考えています。
学校や受験に向けては、効率的な方法を学ぶ、算数の勉強を、学校や習い事でしているので、多分、大丈夫だと思います。
そういえば、分数をはじめて見た王子は、「数字の上に、数字をのせるなんて( ゚Д゚)」と、衝撃を受けていました。
ポカーンという感じで、
「え⁉そっち? (上に?) いいの?」
という感じでママリに聞いてきましたが、「いいの?」と聞かれても、なんと答えればいいのか…。
ママリには、このような質問に対応する、算数・数学の素敵な知識が、ありません。
多分、このブログを読んだ方は全員、『ママリでは、王子の数字力を伸ばしてあげることができない。』と、理解ができたと思います。
そして、それは、ママリ自身が、一番よく、分かっています。
王子の話を、ママリは、聞いてあげることしかできません。
邪魔しないことしか、できません。
その内容を、広げて、深めてあげることが、できない。
できないんですねー。
本当は、
「じゃあ、2²とかはどう?こんな形もあるし、もっともっと複雑な形や計算が、数学界には、いっぱいあるよ。」
等等等のように、王子の好奇心を、うまく引き出せるような、答えが言えたらいいのですが、残念ながら、ママリは、昔できていた算数数学も、もう忘れてしまったので、参考書の答えがあれば、ギリギリ、教えられるレベルです。
王子の好奇心に、その都度、その都度、何か楽しい、新しい数字話ができるような、素敵スキルを、ママリは、持ち合わせていません。
数学の先生か、数学者か、大学生でも、いいんです。
月に何度か、王子と話しながら、王子の好奇心を刺激する話題を知っている、誰かがいてくれたらなぁと、考えている、ママリなのでありました。
ママリの話はさておき、考える力が気になる方は、ぜひ、思考力系の問題を、試してみてください。
おすすめの問題集は、そのうち、書きます♪
重ねて言いますが、ママリは、暗記も、とても大事だと、考えています。
王子が、暗記をしていない、なんてことは、ないです。
そして、思考力も、暗記力も、向き不向きがあるので、子供の特徴を見て、この部分は考えさせて、こっちは暗記等々、その子、その子で、その子なりの学習方法があると、良いのだろうなぁ、と思っています。
実際、王子は、国語の長文が苦手で、そちらは、王子が、自分で考えるように、ママリが、手取り足取り、教えています。
色々と書きましたが、王子の算数力は、分かりづらいと思うので、一般的なテストでの結果も、一応、のせておきます。
全国統一小学生テスト
小学1年生 60ちょい (クスリなし)
小学2年生6月 70ちょい (クスリあり)
小学2年~ 60ちょい~70ちょいくらい (クスリあり)
です。
2年生なので、これから、まだまだ、どんどん、変化していくことは、分かっています。
参考までに、どうぞ。