☆数星の王子、ただいま冒険中★

ギフテッド?(IQ137)☆メンサ会員☆自閉スペクトラム症☆注意欠如・多動症☆口唇裂☆3月生まれの一人っ子♥数字ラブ♥王子の冒険譚

ⅤⅤ算数ⅤⅤ① 「最初の一手」 「自分で解ける」 ※算数との向き合い方、2023年「キッズBEE」図形対策。

 

【王子 小3 8歳】

 

※ 主に、算数オリンピックの、キッズBEEの話ですが、他の算数の勉強にも役立つ内容です。

 

㊗㊗㊗  「キッズBEE」の決勝に、進めることに、なりました   ㊗㊗㊗

 

 

 

算数の問題を解く時に、必要な力は、何種類かあると思うのですが、王子を見ていると、一番大事なのは、

 

 

「最初の一手」

 

 

だなと、思います。

 

 

 

算数オリンピック系の、超思考力問題をやっていると、問題を読んでも、

 

?? 「次に、何を、どうすればいいのかが、さっぱり、分からない。」 ??

 

そんな問題が、出てきます。

 

 

もはや、次に、どの数字を、どこに入れて、何を計算すればいいのか、どこを見たらいいのか、図を書くのかトーナメント表なのか、分からないんですね。

 

「最初の一手」が、出ない。

 

 

で、王子を見ていると、問題を読みながら、もう頭の中で計算がはじまっていて、すぐに、何かを、書きはじめます。

 

 

 

そんな王子ですが、天敵がいます。

 

 

はい、「図形問題」さんです。

 

 

 

王子家では、算数オリンピックの、キッズBEE過去問は、去年、2022年のキッズBEE (2年) を受けた後に購入して、本格的に、攻め始めました。

 

 

「キッズBEE」は、小学1年~3年生対象のテストです。

 

算数オリンピックに挑戦するなら、過去問は、絶対に必要です。

 

 

 

1⃣ 「2022年度版 過去問題集 キッズBEE」 算数オリンピック委員会

 

 

 

王子家の勉強方法は、二種類あります。

 

 

① ママリと一緒に、がっつりやる勉強

 

主に、国語、理科、社会、発達障害レーニング。

 

 

② 王子が、自由時間に、自由にやる勉強

 

算数の、思考力系、勉強系、パズル系、クイズ系、等々等々等々で、自由にどうぞな問題集やドリルが、20冊くらい、棚に、置いてあります。

 

 

算数オリンピックの、キッズBEEの過去問 (以下、過去問とよびます)も、ここに置かれました。

 

 

王子は、気が向いた時に、好きな問題を、自由にやっていて、ママリは、〇つけをして、合っていればそのまま、間違っていたら、もう一度、王子が、勝手にやる、という方法で、やってきました。

 

解説は、してきませんでした。

 

 

キッズBEEの大会には、地方の予選であるトライアル大会と、それに通過した子供達だけがすすめる、決勝のファイナル大会があります。

 

なので、問題も、トライアルとファイナルの二種類があり、当然、ファイナルの方が、難しいです。

 

過去問の内容は、トライアル・ファイナル問題ともに、7~9問ずつくらいで、10年分の問題が、のっています。

 

 

王子は、気ままに、好きな問題をやっていたので、そろそろ、ちゃんと取り組もう、とした時に、問題が勃発しました。

 

本番、一カ月前の、出来事です。

 

 

王子は、トライアルの問題の、7割くらい、自力で解いていました。

 

王子が、けっこうな量を、自力で解いていたので、ママリは、油断していました。

 

 

 

王子は、字系』の問題が、好きで、得意なので、こららは、けっこうやられていました。

 

 

図形の問題。

 

あんまり、手が、つけられていませんでした。

 

 

そりゃそうか、自由にやっていいなら、好きな問題、やりますよね…。

 

 

王子は、発達障害の影響で、視野に独特な特徴があるので、現実世界では、視界が狭く、奥行き感が捉えられなかったり、人間の顔を見分けられなかったり、全体を把握して、前後を予測する能力等々が低いです。

 

これは、算数にも影響していて、立体を捉える感覚や、物を回転させたり、重ねたりというのが苦手で、その流れで、図形も、苦手になってしまうんですね。

 

まあ、これは、持って生まれた特徴なので、仕方がないことだと思っています。

 

 

 

 

じゃあ、パパ虫と、「一緒に、勝負しながら、やってみよう!」となったのですが…

 

( ゚Д゚)

 

まあ、難しい。

 

 

 

なんと、王子が、

 

 

やれば、

 

やるほど、

 

できなくなって、

 

自信を、

 

なくしていきました!

 

 

がーん。

 

 

表情も、過去問の図形問題を見ると、どんどん暗くなっていって、図形問題を前に、王子の手が、ついに、止まってしまったのです。

 

 

( ゚Д゚)

 

 

「この問題、何をすればいいのかが、分からない。」

 

 

王子の、完敗でした。

 

 

 

ひえ。

 

これは、最初の一手が出ない、「ママリの呪い」というステータス異常に、違いありません(笑)

 

 

具体的に、どういう問題かというと、例えば、

 

□の、まわりや辺の長さとか面積を使いながら、答えを導く問題等々です。

 

 

足し算、かけ算ができれば、できる問題なのですが、試行錯誤をする中で、『気づき』がないと解けない問題が多くて、算数オリンピックレベルの問題から、チャレンジするのは、無謀でしたね。

 

 

ここで、「問題の解説をして、終わり」にしては、いけません。

 

 

 

 

「頭で、理解する」

 

のと、

 

「体が、動く」

 

のは、

 

「全く、別」

 

だからです。

 

 

できない問題の解説を読んで、理解しても、多分、小学校低学年の子供だと、理解はできるし、答えも分かったけど、次に、似たような問題がでたら、気づいて、解けるかどうかは、分かりません。

 

 

それに、こういう問題は、

 

分かった → やる

 

という、流れではないんです。

 

 

『なんか色々と考えて、書いてみたら → 答えにたどりついた』

 

なんです。

 

 

だから、こういう問題に必要な力は、「分からないからこそ、手が動くこと」なんです。

 

 

例えば、何をすればいいのか分からなかったけど、問題に書いてあった数字で、式を作ってみたら、解けた。

 

とか、そういう、手が動いてたら、ヒントがあって、罠を解除できて、金メダルが出てきた、というような、宝箱のような問題なんです。

 

 

 

こういう問題を、自力で解けるようになるには、道具が必要です。

 

道具を手に入れて、使いこなすためには、練習が必要です。

 

 

何の、練習かと言うと、『手を動かす、練習』です。

 

 

 

例えば、さっきの図形問題だと、

 

王子は、問題を見て、次に、書き込める数字に、気づけていないんですね。

 

 

だから、手が動きませんでした。

 

 

例えば、

 

「長方形で、一辺が3cm」と書いてあれば、3cmと書いてある、向かい側の線も3cmだと、一瞬で気づいて、書けるか、ですね。

 

それを、書いてみたら、分からないところが、どんどん分かってきた、という流れになるのだと思います。

 

 

とにかく、手を動かして、色々な道具を使ってみて、ヒントに気づけたら、答えまで、もう少しです。

 

 

 

 

そこで、ママリは、コツを掴ませるために、練習できるような問題を探していたら、

 

 

ああ、あるんですねーーーー。

 

 

さすが、日本の教育業界 🙌

 

 

 

ドンピシャなパズルが、ありました。

 

 

 

ずばり、『面積迷路』です。

 

 

さて、どの『面積迷路』を、選びますか?

 

キッズBEE対策なので、難しい大人用の問題から?

 

 

難しい問題からはじめると、難しいので、本人はイライラするし、親もイライラして、時間も精神も、無駄にしてしまう可能性があります。

 

だって、難しいんだもん。

 

 

こういうパズル問題は、見て、一瞬で、「最初の一手」がどこか、に気づくための練習なので、一瞬でできる、簡単な問題がおすすめです。

 

 

こういう図形問題は、図形ではないんですね。

 

ヒントを探して、計算して解く、パズルなんです。

 

王子と一緒に、勉強をしているママリは、昔より、賢くなりました(笑)

 

 

 

王子は、キッズBEEの過去問では、『ヒント』(次に、書き込める数字) が、見えて、いませんでした。

 

 

でも、『面積迷路』では、最初から、見えたんです。

 

 

王子の、手が、動きはじめました

 

 

 

簡単な問題って、道筋とヒントが、明確なんですね。

 

答えが、解いていけば、出るようになっています。秀逸です。

 

 

これを、何度かやることで、こういう図形問題があった時に、

 

「どこを、見ればいいのか」

 

「どことどこの、数字が、同じなのか」

 

 

等の、ヒントの探し方を、手が、覚えました。

 

 

 

 

テーブルの上に、『面積迷路』を置いておいたら、学校から帰ってきた王子が、さっそく見つけて、パラパラめくっていました。

 

「これ、やりたい。いい?」

 

おやつより、算数の問題が大好きな王子です。

 

算数の問題をやりたい衝動から、王子は、逃れられません。

 

 

「ああ、こういうことかーーーー。」

 

「分かった。」

 

「やば。図形、めっちゃ楽しいんだけどーーーーー♬」

 

 

そうそう、これです。

 

 

 

『教えてもらう』のではなく、

 

 

『自分の手が、動く』こと

 

 

『自分の手で、解ける』こと

 

 

これが、本当に、大事です。

 

 

 

王子、数字系の問題を解く時は、キラキラ目なのですが、図形の前では、鼻にしわが寄って、渋い顔になっていました。

 

そうすると、もう、図形問題に会った瞬間に、問題に、負けてしまうんですね。

 

 

でも、

 

「図形、めっちゃ楽しいーーーーーー☆ひゅーーーー★」

 

という感じのテンションだと、問題に負けず、最初の一手が、でるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

この『面積迷路』では、

 

 

※※ キッズビーの   過去問レベルの問題には    対応できません ※※

 

 

でも、手の動かし方を、身につけるのには良いです。

 

 

 

最終的には、ママリと王子は、図形問題は、解説を読みながら、ヒントを探したり、ああだこうだ言いながら、一緒に、取り組みました。

 

 

『自分で、解ける』までは、辿りつきませんでしたが、王子が、入口をぶっ壊し、通路を徘徊して、罠を見つけて、解除に失敗して、逃げて、爆弾を仕掛けて、倒れる、くらいまでは、辿りつけたと思います。

 

最初の一手が出ずに、「何をしたらいいか、分からない」と、固まっていた王子が、大レベルアップしました♬

 

 

3⃣ 「エルカミノ式 面積迷路 (スピード編)」  村上 綾一

 

 

 

もし、『面積迷路 (スピード編)』が面白かった方は、こちらもおすすめします。

 

 

3⃣ 「エルカミノ式 面積迷路 (ひらめき編)」  村上 綾一

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こちらは、ひらめき系で、難しいです☆

 

 

といっても、『面積迷路』のスピード編も、後半は難しいです。

王子、まだ、最後まで、たどり着けていません。

 

 

※ 図形が得意な子は、必要ないかもしれません。

 

※ 図形が苦手な子でも、効果は人それぞれなので、絶対に、図形ができるようになる、おすすめ、ということでは、ありません。

 

※ あくまでも、王子の場合の、一例として、読んでくださいね☆

 

 

 

王子が、図形問題をやりながら、渋い顔をしているか、キラキラ目かは、けっこう、テストの結果に影響するのではないかなと、ママリは、考えています。

 

 

過去問、10年間の問題を見た感じ、点数は、かなり運に左右されるな、と思っています。

 

特に、王子の場合は、数字系に強く、図形系に弱いので、数字系と図形系の難問 (正解率30%以下くらい?) で、どういう問題が、何問でるかを、見ていると、この年は、王子は点取れそうだけど、あの年だと、図形が多いから無理だね、という感じです。

 

 

本番で、問題をザっと見て、数字系の問題ばかりだと、王子のテンションはめっちゃ↑↑ 上がり ↑↑ 多分、心に余裕ができて、問題も解けると思います。

 

 

でも、逆に、図形ばかりだと、王子は当然、「やば、苦手な図形ばっかりだ。図形問題、間違えられないぞ。」となって、プレッシャーに押しつぶされて、数字系の問題まで、間違えてしまうかもしれません。

 

だから、できれば、「苦手意識」は、無い方がいいな、とママリは、勝手に、思っています。

 

 

 

王子は、実際には、図形は苦手です。

 

 

でも、それでも、

 

「図形問題でも、できるから、大丈夫。」

 

と思えるような自信を、持ってもらうために、難しい問題だからこそ、簡単な問題や基本的なことを、着実にやることが大事だなと、思いました。

 

 

※ あくまでも、王子のバックグラウンドと、王子家の状況から判断した勉強方法なので、参考程度に、読んでください☆☆

 

 

 

 

☆ この記事、少し前に書いたものなので、最新情報を、たします ☆

 

 

☆☆ 6月11日に、『キッズBEE』を、王子が、受けてきました。

 

 

ママリが言っていた、図形問題が出ました。

 

「もんだい3」です。

 

 

王子、間違えてきました。

 

 

でも、王子本人は、テスト後に、「できた」と言っていました。

 

考えて、計算してきました。

 

手も足も出なかったわけではなく、戦って、負けてきました。

 

 

そして、

 

「あー、これぇ。悔しい。」

 

と、言ったんです。

 

 

図形問題、間違えても、「だって、できないんだもん、あたりまえだよね」みたいな感じだった王子が、「悔しい……」まできたので、大躍進だったと思います♬

 

 

 

お疲れー、王子。

 

 

 

 

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