☆数星の王子、ただいま冒険中★

ギフテッド?(IQ137)☆メンサ会員☆自閉スペクトラム症☆注意欠如・多動症☆口唇裂☆3月生まれの一人っ子♥数字ラブ♥王子の冒険譚

★発達障害の脳と、生きる方法★① 「結果より、過程」 ※レベル、我慢、♥褒め方♥

 

【王子 小3 8歳】

 

 

王子には、自閉スペクトラム症注意欠如多動症の特徴があり、高IQで、とても、分かりづらい子星人です。

 

 

 

 

例えば、

 

発達障害がある』

 

と、伝えても、「そんな感じはしない。」と、言われることもあります。

 

 

社交辞令かもしれません(笑)

 

 

 

「思っていたより、大丈夫。」

 

くらいかもしれません。

 

 

 

 

 

でも、実際の王子は、

 

 

人間の顔が、分からないし、表情の違いも、見ていません。

 

他人とのコミュニケーションは、自分の言動が、合っているのかが、分からないので、不安があります。

 

すぐ立つ、歩き回る、歌う、転がる、寝転ぶ、ヨガの変なポーズをきめる。

 

注意力が散漫で、思いつくと、いてもたってもいられません。

 

独り言、野球中継、止まりません。

 

物があると、見たい、触りたい、舐めたいです。

 

掃除、片付け、お手伝い、好きじゃないから、できません。

やろうとしても、すぐに忘れて、他のことをしてしまいます。

 

等々、等々、等々、この王子が、王子の基本、レベル年齢-2』の状態です。

 

 

みなさんが外で、王子に会った場合は、王子は、

 

『人間に関する知識を応用して、自分の行動を修正して、動いています。』

 

『自由気ままな自分の身体を、根性で、抑えこんで、理性で、我慢をしています。』

 

 

レベルー0.5くらいまで、王子自身が、↑↑ あげている ↑↑ 状態です。(自己コントロール?)

 

 

 

人間の顔が、分からなくても、人間を、間違えることは、ほぼ、ありません。

 

分からない時は、何も言わずに、過ごしているか、遠ざかるようです。

 

小学校の先生方から、「顔が分からない」ような行動はない、と、今のところ、聞いていますが、王子本人から、「友達を、全然知らない子と間違えた。」等は、ママリは、聞いています。

 

あと、「たまに会う子」に苦戦しています。

 

 

気持ちは、相手の表情が見えていなくても、なんとなく、やり過ごしています。

 

王子自身は、表情豊かで、今は、外でも、ニコニコしています。

 

 

コミュニケーションは、小2頃から、はじめての相手でも、少しづつ、話せるようになってきました。

 

得意な内容は大丈夫ですが、自分のことを、改めて、言葉にするのが難しいこと (自己紹介、発表、謝罪等) もあります。

 

 

外では、行儀よく、ではありませんが、ギリギリ、座っていられます。

 

 

独り言は、言いません。

 

 

物があると、触り、舐めようとしますが、頻度は、落ちます。

 

 

掃除、片付け、お手伝い、やります(笑)

 

 

王子は、外では、壮大な、猫をかぶっています。

 

ということは、王子は、外で、他の人間がいると、『常に、頑張らなきゃいけない、我慢している、不安感 (僕の行動、これで合ってる?大丈夫かな?) がある』状態異常です。

 

 

 

 

『王子レベル-0.5』の状態しか見ていない人間には、-2の王子は、想像ができないかもしれません。

 

 

病院でのリハビリも、以前の王子、5歳は、

 

 

モジモジして、何もやらない

 

先生に、話しかけられない、挨拶もできない

 

話しかけられても、答えられない

 

やりたくない内容は、やらない

 

先生の話を、聞いてない?

 

 

 

それが、

 

指示されたことを、やる

 

自分から、挨拶をして、質問もできる

 

話しかけられたら、答えられる

 

やりたくない内容も、やれる

 

はじめてのお友達でも、遊べる

 

ように、6歳くらいで、なりました。

 

 

 

「チャタ君は、レベルが、上がった。ー2からー0.5になった。」

 

と、思われがちなのですが、それは、違います。

 

 

 

王子のレベルは、永遠に、同じ年齢の、まわりの子供達から、『ー2』なのだと思います。

 

1.5分は、王子の、我慢の結晶です。

 

ー2の状態から、我慢して、ー0.5まで、根性?で、持っていってます。

 

 

これは、王子自身が、言っていました。

 

「家でのレベルが、ー2だったら、外では、ー0.5くらいまで、我慢できてる。」

 

 

 

ママリは、両方の王子を、見て、聞いて、知っているので、王子が、どれだけ、外で、我慢をしているのかが、分かります。

 

 

 

この間、はじめて、王子のリハビリ・プレイセラピー?に、ついて行ったパパ虫が、

 

 

「今日、一つ、問題を、やらなかったの。だめだぞ。」

 

と、王子に言っていました。

 

 

王子は、しょんぼりしていました。

 

 

そして、

 

「ママに、怒られるかもしれないから、自分から、言う。」

 

と、言って、白状してきました。

 

 

 

王子はその日、先生と、いつもやっている問題を、やらなかったみたいです。

 

 

王子は、指示されたことを、スッとやってしまえば、スッとできます。

 

でも、一回、「やらない」という姿勢になると、それを変えることができず、意固地になって、ひたすら、拒否してしまうんですね。

 

 

「なんで、やらなかったの?」

 

ママリが聞くと、王子は、うつむいていました。

 

 

「分かんない。なんとなく。」

 

王子は、質問に答えられないことが、よくあります。

 

 

問題を、ちゃんとやらなかった子供が、この理由を言ってきたら、どうしますか?

 

ブチぎれますか?

 

 

待ってください。

 

落ち着いて、落ち着いて、落ち着いて。

 

 

 

 

さて、注意しますか?

 

 

それとも、褒めますか?

 

 

 

「そっか。チャタは、他のことは、やったの?」

 

「うん。」

 

「それも、やりたくは、なかったんだよね?」

 

「…。うん。」

 

「でも、やったのね?我慢したの?」

 

「うん。」

 

「偉かったね。」

 

ママリは、王子の頭を、ナデナデしました。

 

 

病院のリハビリで、王子がやっている内容は、楽しいものもありますが、王子が苦手なものもあり、王子は、ちゃぶ台返しをしたい気持ちを、我慢して、やっているものも、あります。

 

 

「一つだけ、できなかったのは、我慢しないチャタが、でちゃったの?」

 

「うん。そう。」

 

「チャタは、いつも、外で、我慢をして、がんばっているのを、ママは知ってるから、一度くらい、いつもの自分に戻っちゃったのを、怒らないし、そういう時もあるよ。」

 

王子は、ママリの話を聞いて、安心して、半べそで、ママリにすり寄ってきて、ママリの腕に、顔をぐりぐりしていました。

 

 

かわいいですね(笑)

 

 

かわいいのは、おいといて(笑)、家での王子を知らないみんなは、ー0.5の王子が、普通の王子だと考えているので、フッと王子の気が抜けて、ー2の状態に戻ってしまうと、王子は、まわりから、怒られます。

 

 

まあ、これは、正直、仕方がないです。

 

怒られるようなことを、実際に、しているので。

 

 

 

そして、普段、ママリも、一日に何度も、王子を、注意しています。

 

 

 

小学1年のはじめの頃、王子は、よく言っていました。

 

「今日も、僕だけ、先生から、怒られた…。」

 

内容は、「ちゃんと座って」「走らない」「指舐めない」等々なので、仕方がないのですが、他の子供達は、怒られるようなことが、ないんです。

 

 

英会話の子供達も、小学3年の5月で、いまだに、小学校で、注意されたことがない、という子が、何人もいます。

 

 

 ( ゚Д゚)

 

 

そんな中で、王子は、自分では、なおせない内容を、注意されています。

 

 

そして、先生だけではなく、クラスメイトからも、注意されています(笑)

 

 

王子は、基本的に、みんなから、めちゃくちゃ、注意されています。

 

 

 

 

だからこそ、ママリは、『褒めなければいけない時』があると、思っています。

 

 

 

 

分かりづらく、しょっちゅう注意をされてしまう、王子だからこそ、

 

「ちゃんと、見ているよ。」

 

という人間が、まわりに、一人、いるだけで、ちょっと、褒めてくれるだけで、全然、違うのではないかなと、勝手に考えている、ママリなのでありました。

 

 

 

因みに、パパ虫を、王子の二面性が見えていない例にあげてしまったのですが、パパ虫が、こうだからこそ、ママリが、王子と話せる内容もあり、実は、ファンタジー小説の悪役令嬢的な、パパ虫令嬢はとっても損をしているんだけど、まわりの人達は、その令嬢のおかげで、ハッピーになれる、という、かわいそうな、立ち位置にいます(笑)

 

がんばれ、パパ虫(笑)

 

 

とにかく。

 

ずっと、王子と一緒にいるママリと、比べられるのは、まあ、かわいそうですね(笑)

 

 

 

発達障害がある子供を褒める時は、その結果ではなく、がんばっている過程』を褒めてあげることが、とても、大事だと思います。

 

 

 

 

 

実は、これは、発達障害の子供達、普通の子供達、高IQの子供達、関係なく、思うことでもあります。

 

 

大人から見ると、

 

「もう少し、もう少し、がんばれば、できる。」

 

と、本当に、あと少し、あと少し、がんばればいけそうなのに…。

 

という時に、前に進ませたい気持ちは、分かります。

 

 

でも、そこで、子供が、立ち止まっているということは、もう、多分、限界なんです。

 

 

それ以上、前に進めるなら、子供達だって、もう、とっくに、前に、進んでいるんです。

 

 

でも、もう行けないから、止まっている時に、もっと行けと押されるのは、なかなか厳しいのではないかと思います。

 

 

魔王の城も、未知の洞窟も、攻略できる子供達は、すごいです。

 

でも、勇者になれなくても、剣士でも、兵士でも、門番でも、木でも、立派です。

 

 

☆適材適所です☆

 

 

 

子供達の、『結果』だけではなく、『がんばった過程』を、ぜひ、褒めてあげてください。