☆数星の王子、ただいま冒険中★

ギフテッド?(IQ137)☆メンサ会員☆自閉スペクトラム症☆注意欠如・多動症☆口唇裂☆3月生まれの一人っ子♥数字ラブ♥王子の冒険譚

★☆この地球 (ほし) には、病院がある。 ※ギフテッド? 発達障害? 2Eの子供は、分かりづらい。

 

【王子 小1 6歳】

 

 

みなさんは、病気になったら、怪我をしたら、どこに、行きますか?

 

 

教会ですか?

 

え?

 

宿屋?

 

 

この地球 (ほし) の宿屋では、病気も、怪我も、状態異常も、治りませんよ。

 

 

この地球にあるのは、病院です。

 

 

 

「はぁ、仕方がない。この子は、こういう性格なんだ…。」

 

 

では、みなさん、子供の性格について、悩んだら、どうしますか?

 

 

そうだ

 

病院

 

行こうーー☆

 

 

と、思う方は、まず、いないと思います。

 

 

 

王子家でも、そうでした。

 

 

王子が、幼稚園の年中で、4歳の頃です。

 

 

ママリは、言われました。

 

 

王子が、

 

「まわりの子共達に、ついていけていない。」

 

「質問をされても、分からない。」

 

等々等々等々です。

 

3月生まれで小さいので、仕方がないのだろうけど、色々なことが、『できない』と、言われました。

 

 

 

ママリは、ぶっ飛びました。

 

ぶっ飛びましたね。

 

魂が、口から、数星を越えて、はるかかなたのブラックホールへと、吹っ飛んでいきました。

 

 

確かに、王子は、他人と関わることが苦手で、初めての幼稚園 (年少 1学期のみ) でも、話しかけられて、答えられるようになるまで、先生とは1ケ月、お友達とは3ケ月、かかりました。

 

でも、理解力はあり、園で自分のことは、自分で、できていました。

 

 

こちらに、引っ越してきて、年少の後半は、あまり話さないけど、毎日楽しそうで、先生は、時計を読んでいる王子に、感心して、あまり話さないけど、理解はしていて、特に問題はない、という評価でした。

 

 

実際、王子は、3歳 (年少の夏) で、数星の王子として覚醒して、特技を覚えはじめ、時計マスターになり、4歳 (年中の夏) からは、幼年用のドリルやパズルを愛してよくやっていて、絵本もよく読み、家での会話も、スムーズでした。

 

 

 

では、何が、問題だったのか?

 

 

例えば…

 

王子は、幼稚園で、

 

「何色が好き?」

 

という質問に、年長の3月まで、答えられませんでした

 

 

さらに、王子は、友達と遊べない、挨拶ができない、お当番ができない、話さない (話せない) 、分かっていない、そう言われました。

 

 

でも、家での王子は、例えば、お当番さんの言う台詞は、覚えていて、何をするかも理解していました。

 

ママリが、そう説明しても、先生には、伝わりませんでした。

 

 

王子に下された評価は、『分かっていない、できない子』でした。

 

 

 

実際に、ママリが、王子に、確認してみると、

 

「うん。そう。そういうのが全部、『できない』。」

 

チャタはできない子』なんだ。」

 

と、王子は、自分のことを、言ったのです。

 

 

 

( ゚Д゚)

 

 

今思い出しても、涙が。。。。

 

自分のことを、「できない子」だと思っていたなんて。

 

 

 

幼稚園児です。

 

4歳ですよ。

 

4歳の子供が、「自分は、できない子だ。」と、言うなんて…。

 

 

 

でも、

 

ママリの頭の中は、?だらけでした。

 

ママリには、理由が、全く、分かりませんでした。

 

 

「チャタが、できない子?」

 

「まわりの子供達は、そんなに、優秀なの?」

 

 

 

王子とママリは、色について、話し合いました。

 

色の名前は覚えていて、区別も、できていました。

 

 

でも王子は一色を、選ぶことが、できませんでした。

 

「全部の色が、好き。」

 

この頃、ママリ達は、なぜ、王子が、一つを選ぶことができないのかが、分かりませんでした。

 

 

でも、今なら、分かります。

 

王子にとって、色は、どうでもいいこと、なんです。

 

だから、それについて、自分から考えないし、沢山の色の中に、特に好きな色が、多分、なかったんだと思います。

 

 

そして、自発性が乏しい発達障害の傾向で、自分で決めることが、苦手だったのだと思います。

 

 

「ママが決めて。」

 

と、そういえば、よく、王子は、言っていました。

 

 

「ママは、チャタではありません。自分で、決めなさい。」

 

と、返してきたことを、覚えています。

 

 

この頃は、まだ、発達障害の診断は出ていなかったので、とにかく、2人で話し合い、どの色が好きかを、決めました。

 

ピンク。

 

これは、ママリの好きな色なので、真似をした可能性が大きいですが、今でもピンクが好きなので、ピンク大好きっ子星人なのだと思っています。

 

 

よし、好きな色は、決まったぞー。

 

「いざ、冒険じゃああ。」

 

と思っても、幼稚園で、また、答えられませんでした。

 

 

 

「仕方ない。チャタは、こういう性格なんだ…。」

 

ママリは、自分の力を全く発揮できない王子が、不憫で、悔しかったです。

 

 

でも、ママリ以上に、悔しくて、泣いているのは、王子でした。

 

 

 

結局、ママリは、幼稚園の間は練習だと思って、口は出さず、王子本人に任せようと決めて、ひたすら、応援することにしました。

 

 

 

《数ケ月後 市のカウンセリングにて》

 

発達障害のグレーゾーンですね。分からない、のではなく、話す、こと自体がとてつもなく苦手な子です。」

 

 

え⁉

 

 

話す、こと自体が苦手???

 

 

めっちゃ毎日、話してますけどー。

 

 

他人と、ですよ。」

 

 

ナイフが、ママリの頭に、刺さりました。

 

ナイフが刺さった先から、血は流れてきませんでしたが、?が、溢れてきました。

 

 

???

 

 

それって一体、どういう症状ですか??

 

 

 

この後、紆余曲折があったものの、王子は病院に辿り着き、リハビリに通いながら、知らない人間とは、顔をあわせない状態 (4歳) から、ゆっくり1年半がんばり、初対面の人間に、トイレの場所を聞けるまでに、レベルアップしました (6歳)

 

 

王子、レベルアップで、激変です‼

 

 

 

でも、一番、変わったのは、ママリでした。

 

 

幼稚園時代、王子に無関心だった先生や、王子を叩いていた友達よりも、王子を追い込んでいたのは、ママリでした。

 

 

ママリは、王子が、「人間と話せる」ことを前提に、

 

「もう少し、がんばれ。」

 

「きっと、できる。」

 

と、王子を、ただ、やみくもに、なんの根拠もなく、応援していました。

 

 

でも、そもそも、王子は、沢山の人間が、生まれながらに持っている、「人間と話せる」という武器を、持たない状態で、武器を持っている他の人間達と一緒に訓練をして、手ぶらで冒険に出かけて、素手で、モンスターと戦っていたのです。

 

 

そりゃあ、ボッコボコに、やられるわ。

 

 

 

なのに。

 

 

もっとがんばれ、なんて。

 

無理な話です。

 

 

 

あの頃の王子に、ママリは、本当に、申し訳ないことをしたと思っています。

 

 

でも、この暗黒期は、無駄ではありませんでした。

 

 

王子は、強い人間達と訓練をし、強いモンスターと戦ってきたかいがあり、めちゃくちゃ、レベルアップしました。

 

悔しくて、唇を噛んでいた気持ちが、小学校生活へと、つながったと思います。

 

 

 

因みに、今のママリは、

 

「何ができて、何ができないのか、分からないから、とりあえず、色々と、頑張ってみて。」

 

「ゆっくりでいいし、諦めてもいいよ。」

 

「できるようにならないなら、王子なりの対処法 (王子専用武器) を、一緒に考えよう。」

 

という感じで、のんびり、でも、できる限り、対策を練っています。

 

 

 

 

王子が、高IQで、発達障害あることは、病院で、検査を受けて、分かりました。

 

 

王子の見ている世界が、ママリ達には、見えません。

 

 

でも、この地球 (ほし) の病院には、王子とママリ達をつなぐ、知識と経験が、あります。

 

 

その全てを、そのまま信じる必要は、もちろん、ありません。

 

でも、子育てに役立つことは、間違いありません。

 

 

 

病院までの道のりが、長く、険しいことを、ママリは、知っています。

 

 

病院に通っていると、色々なことを、言われます。

 

 

そんなの無視。

 

そんな言葉には、なんの重みも、ありません。

 

 

 

ママリは、強いと言われますが、だからと言って、傷つかないわけではありません。

 

色々と言われれば傷つくし、泣きながらお皿を洗ってきました。

 

 

それでも、そんな誰かの言葉なんか、吹っ飛ばす、王子の笑顔があるから、他の人間の言葉は、どうでもいいんです。

 

 

 

お子さんは、笑顔ですか?

 

 

病院に、通いはじめた頃の王子は、あまり、笑わなくなっていました。

 

年少の頃は、はじけるように、笑っていたのに。

 

 

 

当時、先生方から、言われました。

 

 

「普通の子は、幼稚園で、困ることは、ありません。」

 

「幼稚園は、ただただ楽しいところで、良いことがあれば嬉しいし、嫌なことがあっても、子供は、すぐに、忘れます。」

 

「チャタ君は、困っているので、多分、何か、原因があると思います。考えすぎというのもあります。普通の幼稚園児は、そこまで、考えないです。」

 

 

王子は、発達障害の影響で、他の子供達が、息を吸うようにできる、簡単なことが、幼稚園で、できませんでした。

 

そして、頭が良かったので、「自分が他の子供達よりも、できない」ことを、正確に、理解してしまっていたんですね。

 

 

そりゃあ、笑わなくなりますよね?

 

 

自信も、自己肯定感も、0の状態だったと思います。

 

 

 

因みに、ママリは、全く、気づいていませんでした。

 

 

王子が、家では、できていたので、「発達障害かもしれない」と考えたことは、ありませんでした。

 

 

ママリは、かなりの時間を、王子と一緒に過ごしていましたが、それでも、気づけませんでした。

 

家では、「できていた」ので、まさか、外で、そこまで「できていない」とは、思いもしませんでした。

 

 

王子は、リハビリの初日、何も、しませんでした。

 

 

当時のママリは、王子が「できるけど、しない」のだと、考えていました。

 

 

でも、王子が、言いました。

 

 

「知らない人だと、ドキドキして、何もできない。」

 

 

「やろうとしても、何も、できない。」

 

 

 

( ゚Д゚) 

 

 

王子が「しない」のではなく、「できない」のだと、ママリは、はじめて、気がつきました。

 

 

だから、病院に行くチャンスがあって、本当に良かったと、考えています。

 

ママリだけの考えでは、多分、病院には、辿りつけませんでした。

 

 

 

 

因みに、小学1年生の今、王子は、よく笑っています。

 

笑い転げています。

 

 

 

それだけでも、王子家では、王子を、「病院に、連れて行ってよかった」と、心の底から、考えています。