【王子 小3 8歳】
実は、
ママリ、
王子の絵について、
けっこう、
悩みました(笑)
幼稚園時代、王子3歳~5歳、王子の絵は、基本的に、白黒で、人間は、棒人間でした。
マッチ棒みたいな感じで、顔も、あいまいでした。
他の子供達の絵は、うまかったですよーーーーーー☆
( ゚Д゚)
人間の顔や体は、上手に描かれていたし、まわりの家や花も色鮮やかで、かわいかったです。
そんな、女子達の中で、王子は、男子代表?として、鉛筆で殴り描いたような、
海なら、「嵐?ジャニーズかっ。」
家族なら、「ママ、でかくない?」
クリスマスでも、「クリスマスの物が、一切、描かれてないな…(笑)」
そんな絵を、描いていました。
ママリは、「これは、教えたほうが、いいな。」と、思いました。
年中頃です。
ママリは、幼稚園児用のテキストを、買ってきました。
イラストが描けるようになる、魔法の書です。
顔には、目と鼻と口があって、体には、頭と胴と首と手と足が、バランスよくあって、という感じで、三次元の人間を、二次元に、簡単に、かわいく、描けるようにする、書物です。
まずは、○とか、魚 ◀▶◄ とかの絵から、はじめたのですが…
うーん、なんて言えば、いいんだろう。
ママリは、
笑ってしまったんです。
王子が、かわいらしい魚の絵を描いているのが、あまりにも、似合わなすぎて、笑ってしまいました(笑)
「チャタ…、ぶはっ。」
ママリ、白目。
白目です。
こうして、王子家では、王子に、かわいい絵を教えることは、やめました。
ママリは、思いました。
「押しつけは、だめだ。王子らしくない。」
結局、かわいい子は、かわいい絵を描くし、かっこいい子は、かっこいい文を書くんだなと。
王子は、王子らしく、それで、いいんだなと。
以前、『王子画伯の、個性の正体』は、
① 他の人間のことを、あまり見ず、考えず、自分の好きなことを、やっちゃう。 (注意欠如多動症?)
② 関係性を捉えることが苦手で、何も、考えていない。 (自閉スペクトラム症?)
だと、書きました。
申し訳ありません。
大事な、三つ目の特徴を、完全に、忘れてましたーーー ( ゚Д゚)
それは、
③ 三次元 (空間認識能力?) が、苦手。
です。
空間認識能力は、人や物の位置を立体的に把握する能力で、これが苦手だと、文字の読み書きが苦手、地図・図形が理解できない、スポーツが苦手、整理整頓が苦手等々の影響があります。
ただ、王子の場合、超得意 (文字、地図) 、と、超苦手 (図形、スポーツ、整理整頓)、の両方の特徴があって、複雑なので、今回は、三次元だけに絞りました。
三次元が苦手、と聞くと、アニメが好きで、人間が苦手というイメージに、なるのではないでしょうか?
↑
実は、ママリ、このような意味で、『三次元が、苦手』を使ったのではないのですが、後々、このような結果が、導かれていきます。
まずは、王子の、『三次元が、苦手』の意味を、見ていきましょう。
三次元は、立体とかのことなのですが、王子は、これらの認識が、できるような、できないような子星人です。
発達検査を受けた、5歳7ヶ月頃、王子は、
『三次元を、二次元で、捉えて』
いました。
分かりやすく言うと、オリンピックのマークは、
5つの輪が、重なり合っている (三次元)
ものなのですが、王子は、あれを、
☁ 一つの、雲のような形 ☁ (二次元)
だと、認識していました。
多分、多分ですよ、多分、
『王子の見ている世界は、三次元。だけど、王子には、二次元に、見えている。』
のだと思います。
小学3年生の今の王子は、以前よりも、折り紙を重ねて、折って、★を切りぬいて、開いて、裏返したらどうなりますか?みたいな問題が、できるようには、なってきています。
でも、三次元の図形を、三次元として捉えられているかは、判断ができません。
そして、この間、「発達障害がある子の多くは、奥行きや、影や、遠近感のない絵を描く」と、聞きました。
確かに、王子の絵は、平面っぽいです。
でも、まだ小学3年生なので、まわりの子供達も、立体的な絵は、描けていないです。
そして、以前、王子が、「奥行」を理解しているかを知るために、一枚の絵を見せました。
簡単な、部屋の絵なのですが、奥行きがあって、わざと、いくつかのライトが描いてあって、その大きさが、同じでした。
なので、奥行きが、分かる人間には、絵に描いてあるライトの大きさは全部一緒だけど、「このライトは、奥にあるから、実際の大きさは、とても大きい。」と理解ができる絵です。
「絵の中の、どのライトが、手前にあって、どれが、奥にあるか、見える?」
と聞いたところ、王子の答えは、合っていました。
ママリが、
「え、見えるの? ★☆★☆ すごい ☆★☆★ 」
と、頭をナデナデしていたところ、王子が、
「トリックアートの、だまし絵の本に、だまされない方法が、描いてあった。」
と、言いました。
ん?
「僕は、騙されないよ。すごいでしょ★」
と、言ったんです。
むむ。
これは、王子の目が、実際に、「見えている」のではなく、「知識として知っている」ので、あたったのではないかと思った、ママリなのでありました。
なので、王子の目が、実際に、三次元を捉えているかは、謎です。
こんな王子です。
小学校で、王子が描いた絵について、もう一度、考えてみましょう♪
まず、
① 王子は、『こぶ島』について、描くことを、決めました。
『こぶ島』は、多分、王子が、注意欠如多動症で、色々なところを見て、色々なことを考えているので、本人は「理由はない」と言っているけれど、「こぶ」みたいな物が、どこかにあって、それを見て、描こうと思ったのだろうと、ママリは考えています。
そして、その後に、
② 物語が、続いていきます。
「ちみずぎ君と、机だ君が、漂流してきて……。」
王子の命名も、独特です。
そして、この物語も、王子が妄想して、作り上げた、「二次元の物語」です。
他の子供達が、「あたたかな家族の絵」とか、「がんばる自分」とか、三次元の「リアルな思い出」について、描いている、
隣で、
王子は、二次元の絵に、二次元の物語を、足している。
要するに、
= 📚 マンガ 📚
を、描いてるんです(笑)
授業中に、堂々と(笑)
なるほどーーー。
やるな、王子画伯。
王子が、
『三次元、人間が苦手』
で、
『二次元、マンガが大好物』
なのには、王子なりの、理由が、あったんですねー。