【王子 小3 8歳】
王子は、
『物の、捉え方や考え方が、独特で、そのため、個性的。』
だと思います。
☆☆良くも、悪くもです★★
2年生の秋頃、王子が、学校で、絵を描いてきました。
「こぶ島」
の絵を、描いてきましたーーーーー●●
ママリは、最初、「新種の、武器か何かかな?」と、思いました。
いや、
でも、
どー見ても、
こぶだなー。
と思ったので、
「あの昔ばなしの、絵を描くのがテーマだったの?もしくは、おもち?」
と聞くと、
「自由に、描いていいって、言われたんだよ。」
と、王子は、真顔で、答えました。
ふむふむ、自由ね。
「なんで、こぶ島、描いたの?」
「うーん、分かんない。」
↑
これは、王子が、分からない、もしくは、全く興味がない、時に発する言葉です。
理由があれば、王子は、説明ができるので、「分からない」と言ったら、分からないのだとママリは捉えています。
「そうなんだー。他の子は、何、描いてた?」
「分かんない。」
↑
興味がないので、見てないんです、まわりを、多分。
最近の王子は、自分のやりたいことが、はっきりしているので、あまり興味がない、他の子供の絵や、その時の状況を、よく見てないのかな…と、思っています。
逆に、「まわりに、合わせなきゃ。」と必死になっていた、自閉スペクトラム症全開だった幼稚園時代は、まわりを、よく、見ていました。
「今日は、みんなで、あれをした。▼ちゃんが、これこれして、それで、×君が、こうしてた。」
等々、王子は、幼稚園で何が起きたか、誰が何をしたか、よく見ていました。
年少の頃は、ニコニコ笑顔で、ママリに、幼稚園の話を、沢山、聞かせてくれました。
でも、年中になって、
幼稚園の話は、パタリとしなくなり、表情も、暗くなってきました↓↓
多分、王子は、
「僕は、みんなと、同じことができない。」
ことに気がついて、そのことを理解して、自分のできなさに凹んで、暗い日々を、過ごしていたんだと思います。
それが、小学生になって、吹っ切れました~☆
王子は、山を登り、洞窟を探検して、海で溺れ、沼に、はまりました●●
そんなことが、色々と、沢山あって、
「もう、まわりのことは、どうでもいいやぁぁぁぁぁ。」
と、考えるようになったのか、逆に、まわりを見なくなり、まわりが見えなくなり、まわりの子供達の真似をすることが、少なくなりました。
= 空気が読めない子
かもしれません。
それでも、幼稚園時代のように、がんばって、がんばって、がんばって、まわりに合わせて、それでもみんなと同じようにはできないと、縮こまって、傷ついて、泣いていた王子よりも、学校を離れて、数字が好き♥、サピックス♥、駅♥、とケタケタ笑いながらいたずらをして、怒られている王子のほうが、とても、幸せそうです。
実際、素を出した方が、学校でも、お友達が、増えました。
幼稚園時代、強く出ていたのは、自閉スペクトラム症の特徴でした。
小学校時代、強いのは、注意欠如多動症の特徴です。
自閉スペクトラム症王子は、社交力が低くて、まわりと、自分を比べて、沈んでいく傾向が、ありました。
自閉スペクトラム症は、一見、見えづらく、まわりと同じようにすることを、まわりからも求められてしまうからかもしれません。
王子も、つい、できるような気がして、がんばってしまって、疲れはててしまう。
注意欠如多動症王子は、他の子供達よりも、自分のことを優先して、ハッピーで、突き抜けている気がします。
特徴が、明らかなので、まわりの子供達も、王子が同じようにすることを求めず、諦めるのかな、とも思いました。
↑
これは、王子の特徴と、ママリの偏見で、他の子供には、あてはまらないかもしれませんが、これが、王子の場合は、「王子の個性」の理由に、つながっていきます。
小学校で、『自由に、描いていい』と言われて、他の子共達は、家族や、自分の好きな物を描いた、と聞きました。
「ママに、見せようと思って。」
「●●が、好きだから。」
↑
そして、その子供達には、その絵を描いた、理由が、ありました。
ママリは、これが、
『個性の差』
だと思いました。
王子は、発達障害の影響で、関係を捉えること、が、そもそも、苦手です。
例えば、国語で言うと、
ある出来事には、原因や結果、誰かの気持ちが影響している、という、
『出来事と、出来事の、間にある、関係性』
を捉えることが、苦手です。
分かりやすく言うと、
「王子は、全体を見ることが苦手で、一部分に、注意をむけます。」
例えば、絵を見ると、「全体を見ずに、自分が気になる一部だけに、注目する」という特徴を、持っています。
一方の、普通の人間は、物と物の間にある関係を理解して、全体を見る力を持っています。
『木を見ず、森を見る』
みたいなことが、普通に、できます。
王子は、これが、苦手です。
王子の場合は、
「木を見て、森を見ず。」
です。
そして、他の木を見ると、「前に見た木とは、違う木だ」と、「それぞれの木を、それぞれ、見て」いました。
↑
これは、5歳の発達検査をした頃の、王子の関係性の捉え方です。
8歳現在は、かなり改善し、一部分を見つつも、全体も、見れるようになってきています。
「木を見て、森があるかもと思う。」くらいは、できています。
いや、できてないかも。
できるような、できないような。
そんな感じです。
ただ、根本的に、関係を理解することは苦手で、教えてもらったことはできても、違う状況になると分からなくなる、というようなことも、多分、あると思います。
それでも?
だからこそ?
幼稚園時代の王子は、『自由に、絵を、描いていい』と言われると、自由には、描きませんでした。
多分、王子は、まわりの子供達と、同じような絵を、描こうとしたんだと思います。
でも、描く技術がなかったので、描かなかったのかなと、ママリは考えています。
幼稚園王子は、まわりの子供達と、「同じことを、しないといけない。」という強い意志を持っていました。
なぜなら、『自分=できない子』だったので、王子にとっての正解は、『できる子の、真似をすること』だったからです。
だから、多分、絵が描ける幼稚園王子だったら、まわりの子供達と、同じような絵を、真似して、描いていたと思います。
そして、真似ができなければ、王子は、縮こまって、黙って、誰かの後ろに、隠れていました。
でも、そこから、↑↑吹っ切れました↑↑、王子は。
いくら頑張っても、他の子供達と同じことができないと、理解したからだと思います。
これは、良くも悪くもで、勉強はどうやらできると理解していて、社交はできないと理解しているのだと思います。
そして、吹っ切れた王子は、他の子供達のことを、あまり見なくなったようです。
そこに、そもそも、関係性を捉えることが苦手なのもまじって、さらに、何も、考えていないようです。
多分、普通の子供は、絵を描く時に、
① 自分が描きたいことが、思い浮かぶ。
② まわりの人、家族のことを、考えてみる。
「先生や、友達に、変だと思われない絵を、描こう。」
「ママが見るだろうから、家族の絵を描いたら、喜ぶかも。」
③ 自分のことを、考える。
「私が大好きな、朗希君の、かっこよさを、描きたい。」
「私が、ダンスを、頑張ってるのを、自慢したい。」
④ 考えたことに、関係のある絵を、描く。
んじゃないかと、思います。
だから、みんな、「なんで、その絵を描いたの?」という質問に対して、はっきりとした、答えが、あるんです。
王子には、この発想が、多分、無かったんです。
① 思い浮かんだことを、描く。
おしまい。
なんだと思います。
実際、王子に聞いたら、こぶの絵を描いた理由は、ないそうです。
こぶの絵本を見たわけでも、想像したわけでもなく、「なんとなく描いた」、らしいです。
多分、他の子供達も、この、関係性を捨てて、自分の中にあるものを前面に押し出していけば、その子特有の、独特な個性が、あると思います。
でも、とっても社会的な動物である『人間』は、何も考えず、本能のままに、ということが、できないのかもしれません。
まわりのことを、ついつい考えて、想像してしまう。
そうすると、社会的にうけるものを、描いてしまうのかな?
暖かい家族の絵、とか、がんばる自分、とか。
そんなこんなで、この繰り返しが、原始的な自分を隠して、社会的な自分が、どんどん、どんどん、育っていくのかなぁと、ママリは、思いました。
王子画伯の絵は、うまくはないです。
でも、個性的で、ママリは、多分、その絵を、誰が描いたのかが分からない状態で見せられても、王子の絵だと、気づくと思います。
王子の絵は、賛否両論です。
社会性の高い女子達は、王子の絵を見て、お互いに目くばせをして、笑っています(笑)
「なんで、こぶ?」
「なんの、絵?」
「色が、すごい。」
「なんなの?」
という、低評価です。
でも、個性を大事にしているご家庭からの評価は、高いですね。
「こぶ⁉ ( ゚Д゚) 」
「なんで、こぶ、描いたの?」
「理由は、ないみたい。」
と、ママリが答えると、唸られます。
小学2年生の子供は、「何も考えず」、「理由のない絵」を、なかなか、描けないからです。
ついつい、色々と、アレコレと、考えてしまう。
だから、絵も、『社会的な絵』になります。
一方の王子の絵は、どーーーーーーーん、と、『こぶ島の絵で、描いた理由も、ありません。』
みなさん、考えてみてください。
今までに、絵を描いて、その理由がなかったことは、ありますか?
もしろ、理由があるから、絵を描くんです、人間は。
多分。
『こぶ島』は、普通は、こぶ取りじいさんの昔ばなしを想像して、描くんです。
多分。
でも、王子は、こぶ取りじいさんの話を想像して、絵を描いたわけではありませんでした。
あれ?
王子って、考えることが、好きなんじゃなかったっけ?
と思ったあなた、すっかり、『★王子通☆』ですね☆
そうです。
王子は、考えること、妄想、大好きです♥
王子の、考えることは、絵を描いた、後に、きます。
人間が、絵を描く時は、普通は、「思いがあって、絵がある。」のではないかと思います。
『この想いを、伝えたい。伝えたいんだぁっ。』
という、熱い気持ちが、あるのではないでしょうか?
でも、王子の場合は、逆で、たまたま思い浮かんだ物を、描いて、
「この絵には、物語があるんだよー☆」
と、言いながら、描いた絵に、物語を足していきます。
だから、王子のこぶ島には、破天荒な物語が、ついています。
普通の人間の絵や物語とは、スタート地点が、少し違うんですね。
逆なんです。
想いがあって、絵を描く、人間。
絵を描いて、物語を書く、王子。
これが、『王子画伯の、個性の正体』です。
これは、何も考えていない、赤ちゃんには、ある、芸術性かもしれません。
なので、これから、どんどん、社会性を身につけていったら、王子からも、なくなるかもしれません。
実際、小学2年生王子は、他の人間や、自分のことを考えながら、テーマを選ぶこともできます。
でも、絵は、ほとんどの場合、『描いてから、考える』ことが多いようです。
自由時間に王子が描いている絵や字や記号を見ると、描いてから考えてるなと、思います。
王子は、ドラえもんが大好きで、「漫画家」が、将来の夢の一つです。
漫画家になるのは、険しい道のりだと思いますが、がんばれー王子★☆