☆数星の王子、ただいま冒険中★

ギフテッド?(IQ137)☆メンサ会員☆自閉スペクトラム症☆注意欠如・多動症☆口唇裂☆3月生まれの一人っ子♥数字ラブ♥王子の冒険譚

■王子画伯の作品集■① 個性 = 何も、考えないこと? ※状況、関係性…無視します。

 

【王子 小3 8歳】

 

 

王子は、

 

『物の、捉え方や考え方が、独特で、そのため、個性的。』

 

だと思います。

 

 

☆☆良くも、悪くもです★★

 

 

 

2年生の秋頃、王子が、学校で、絵を描いてきました。

 

 

「こぶ島」

 

の絵を、描いてきましたーーーーー●●

 

 

ママリは、最初、「新種の、武器か何かかな?」と、思いました。

 

 

 

いや、

 

でも、

 

どー見ても、

 

こぶだなー。

 

 

と思ったので、

 

「あの昔ばなしの、絵を描くのがテーマだったの?もしくは、おもち?」

 

と聞くと、

 

自由に、描いていいって、言われたんだよ。」

 

と、王子は、真顔で、答えました。

 

 

ふむふむ、自由ね。

 

「なんで、こぶ島、描いたの?」

 

 

「うーん、分かんない。」

 

これは、王子が、分からない、もしくは、全く興味がない、時に発する言葉です。

 

理由があれば、王子は、説明ができるので、「分からない」と言ったら、分からないのだとママリは捉えています。

 

 

「そうなんだー。他の子は、何、描いてた?」

 

「分かんない。」

 

興味がないので、見てないんです、まわりを、多分。

 

 

最近の王子は、自分のやりたいことが、はっきりしているので、あまり興味がない、他の子供の絵や、その時の状況を、よく見てないのかな…と、思っています。

 

 

逆に、「まわりに、合わせなきゃ。」と必死になっていた、自閉スペクトラム症全開だった幼稚園時代は、まわりを、よく、見ていました。

 

「今日は、みんなで、あれをした。▼ちゃんが、これこれして、それで、×君が、こうしてた。」

 

等々、王子は、幼稚園で何が起きたか、誰が何をしたか、よく見ていました。

年少の頃は、ニコニコ笑顔で、ママリに、幼稚園の話を、沢山、聞かせてくれました。

 

 

でも、年中になって、

 

幼稚園の話は、パタリとしなくなり、表情も、暗くなってきました↓↓

 

 

多分、王子は、

 

「僕は、みんなと、同じことができない。」

 

ことに気がついて、そのことを理解して、自分のできなさに凹んで、暗い日々を、過ごしていたんだと思います。

 

 

 

それが、小学生になって、吹っ切れました~☆

 

 

王子は、山を登り、洞窟を探検して、海で溺れ、沼に、はまりました●●

 

 

そんなことが、色々と、沢山あって、

 

「もう、まわりのことは、どうでもいいやぁぁぁぁぁ。」

 

と、考えるようになったのか、逆に、まわりを見なくなり、まわりが見えなくなり、まわりの子供達の真似をすることが、少なくなりました。

 

= 空気が読めない子

 

かもしれません。

 

 

それでも、幼稚園時代のように、がんばって、がんばって、がんばって、まわりに合わせて、それでもみんなと同じようにはできないと、縮こまって、傷ついて、泣いていた王子よりも、学校を離れて、数字が好き♥、サピックス♥、駅♥、とケタケタ笑いながらいたずらをして、怒られている王子のほうが、とても、幸せそうです。

 

実際、素を出した方が、学校でも、お友達が、増えました。

 

 

 

幼稚園時代、強く出ていたのは、自閉スペクトラム症の特徴でした。

 

小学校時代、強いのは、注意欠如多動症の特徴です。

 

 

自閉スペクトラム症王子は、社交力が低くて、まわりと、自分を比べて、沈んでいく傾向が、ありました。

 

自閉スペクトラム症は、一見、見えづらく、まわりと同じようにすることを、まわりからも求められてしまうからかもしれません。

 

王子も、つい、できるような気がして、がんばってしまって、疲れはててしまう。

 

 

注意欠如多動症王子は、他の子供達よりも、自分のことを優先して、ハッピーで、突き抜けている気がします。

 

特徴が、明らかなので、まわりの子供達も、王子が同じようにすることを求めず、諦めるのかな、とも思いました。

 

これは、王子の特徴と、ママリの偏見で、他の子供には、あてはまらないかもしれませんが、これが、王子の場合は、「王子の個性」の理由に、つながっていきます。

 

 

 

 

 

小学校で、『自由に、描いていい』と言われて、他の子共達は、家族や、自分の好きな物を描いた、と聞きました。

 

「ママに、見せようと思って。」

 

「●●が、好きだから。」

 

そして、その子供達には、その絵を描いた、理由が、ありました。

 

 

 

ママリは、これが、

 

『個性の差』

 

だと思いました。

 

 

 

王子は、発達障害の影響で、関係を捉えること、が、そもそも、苦手です。

 

 

例えば、国語で言うと、

 

ある出来事には、原因や結果、誰かの気持ちが影響している、という、

 

『出来事と、出来事の、間にある、関係性』

 

を捉えることが、苦手です。

 

 

 

分かりやすく言うと、

 

「王子は、全体を見ることが苦手で、一部分に、注意をむけます。」

 

 

例えば、絵を見ると、「全体を見ずに、自分が気になる一部だけに、注目する」という特徴を、持っています。

 

一方の、普通の人間は、物と物の間にある関係を理解して、全体を見る力を持っています。

 

『木を見ず、森を見る』

 

みたいなことが、普通に、できます。

 

 

 

王子は、これが、苦手です。

 

 

王子の場合は、

 

「木を見て、森を見ず。」

 

です。

 

 

そして、他の木を見ると、「前に見た木とは、違う木だ」と、「それぞれの木を、それぞれ、見て」いました。

 

これは、5歳の発達検査をした頃の、王子の関係性の捉え方です。

 

 

8歳現在は、かなり改善し、一部分を見つつも、全体も、見れるようになってきています。

 

「木を見て、森があるかもと思う。」くらいは、できています。

 

いや、できてないかも。

 

できるような、できないような。

 

そんな感じです。

 

 

ただ、根本的に、関係を理解することは苦手で、教えてもらったことはできても、違う状況になると分からなくなる、というようなことも、多分、あると思います。

 

 

それでも?

 

だからこそ?

 

 

幼稚園時代の王子は、『自由に、絵を、描いていい』と言われると、自由には、描きませんでした。

 

多分、王子は、まわりの子供達と、同じような絵を、描こうとしたんだと思います。

でも、描く技術がなかったので、描かなかったのかなと、ママリは考えています。

 

 

幼稚園王子は、まわりの子供達と、「同じことを、しないといけない。」という強い意志を持っていました。

 

なぜなら、『自分=できない子』だったので、王子にとっての正解は、『できる子の、真似をすること』だったからです。

 

だから、多分、絵が描ける幼稚園王子だったら、まわりの子供達と、同じような絵を、真似して、描いていたと思います。

 

そして、真似ができなければ、王子は、縮こまって、黙って、誰かの後ろに、隠れていました。

 

 

 

でも、そこから、↑↑吹っ切れました↑↑、王子は。

 

いくら頑張っても、他の子供達と同じことができないと、理解したからだと思います。

 

これは、良くも悪くもで、勉強はどうやらできると理解していて、社交はできないと理解しているのだと思います。

 

 

そして、吹っ切れた王子は、他の子供達のことを、あまり見なくなったようです。

 

そこに、そもそも、関係性を捉えることが苦手なのもまじって、さらに、何も、考えていないようです。

 

 

 

多分、普通の子供は、絵を描く時に、

 

 

① 自分が描きたいことが、思い浮かぶ。

 

 

② まわりの人、家族のことを、考えてみる。

 

「先生や、友達に、変だと思われない絵を、描こう。」

 

「ママが見るだろうから、家族の絵を描いたら、喜ぶかも。」

 

 

③ 自分のことを、考える。

 

「私が大好きな、朗希君の、かっこよさを、描きたい。」

 

「私が、ダンスを、頑張ってるのを、自慢したい。」

 

 

④ 考えたことに、関係のある絵を、描く。

 

 

んじゃないかと、思います。

 

だから、みんな、「なんで、その絵を描いたの?」という質問に対して、はっきりとした、答えが、あるんです。

 

 

 

王子には、この発想が、多分、無かったんです。

 

 

 

① 思い浮かんだことを、描く。

 

 

おしまい。

 

 

なんだと思います。

 

 

実際、王子に聞いたら、こぶの絵を描いた理由は、ないそうです。

 

こぶの絵本を見たわけでも、想像したわけでもなく、「なんとなく描いた」、らしいです。

 

 

多分、他の子供達も、この、関係性を捨てて、自分の中にあるものを前面に押し出していけば、その子特有の、独特な個性が、あると思います。

 

 

でも、とっても社会的な動物である『人間』は、何も考えず、本能のままに、ということが、できないのかもしれません。

 

まわりのことを、ついつい考えて、想像してしまう。

 

 

そうすると、社会的にうけるものを、描いてしまうのかな?

 

暖かい家族の絵、とか、がんばる自分、とか。

 

 

そんなこんなで、この繰り返しが、原始的な自分を隠して、社会的な自分が、どんどん、どんどん、育っていくのかなぁと、ママリは、思いました。

 

 

 

 

王子画伯の絵は、うまくはないです。

 

でも、個性的で、ママリは、多分、その絵を、誰が描いたのかが分からない状態で見せられても、王子の絵だと、気づくと思います。

 

 

王子の絵は、賛否両論です。

 

 

社会性の高い女子達は、王子の絵を見て、お互いに目くばせをして、笑っています(笑)

 

「なんで、こぶ?」

 

「なんの、絵?」

 

「色が、すごい。」

 

「なんなの?」

 

という、低評価です。

 

 

でも、個性を大事にしているご家庭からの評価は、高いですね。

 

「こぶ⁉ ( ゚Д゚) 」

 

「なんで、こぶ、描いたの?」

 

 

「理由は、ないみたい。」

 

と、ママリが答えると、唸られます。

 

 

小学2年生の子供は、「何も考えず」、「理由のない絵」を、なかなか、描けないからです。

 

ついつい、色々と、アレコレと、考えてしまう。

 

 

だから、絵も、『社会的な絵』になります。

 

 

一方の王子の絵は、どーーーーーーーん、と、『こぶ島の絵で、描いた理由も、ありません。』

 

 

みなさん、考えてみてください。

 

 

今までに、絵を描いて、その理由がなかったことは、ありますか?

 

 

もしろ、理由があるから、絵を描くんです、人間は。

 

多分。

 

 

『こぶ島』は、普通は、こぶ取りじいさんの昔ばなしを想像して、描くんです。

 

多分。

 

 

 

でも、王子は、こぶ取りじいさんの話を想像して、絵を描いたわけではありませんでした。

 

 

あれ?

 

王子って、考えることが、好きなんじゃなかったっけ?

 

 

と思ったあなた、すっかり、『★王子通☆』ですね☆

 

 

 

そうです。

 

王子は、考えること、妄想、大好きです♥

 

 

 

 

王子の、考えることは、絵を描いた、後に、きます。

 

 

人間が、絵を描く時は、普通は、「思いがあって、絵がある。」のではないかと思います。

 

『この想いを、伝えたい。伝えたいんだぁっ。』

 

という、熱い気持ちが、あるのではないでしょうか?

 

 

 

でも、王子の場合は、逆で、たまたま思い浮かんだ物を、描いて、

 

「この絵には、物語があるんだよー☆」

 

と、言いながら、描いた絵に、物語を足していきます。

 

 

だから、王子のこぶ島には、破天荒な物語が、ついています。

 

 

 

普通の人間の絵や物語とは、スタート地点が、少し違うんですね。

 

逆なんです。

 

 

想いがあって、絵を描く、人間。

 

 

絵を描いて、物語を書く、王子。

 

 

 

これが、『王子画伯の、個性の正体』です。

 

 

 

これは、何も考えていない、赤ちゃんには、ある、芸術性かもしれません。

 

なので、これから、どんどん、社会性を身につけていったら、王子からも、なくなるかもしれません。

 

 

実際、小学2年生王子は、他の人間や、自分のことを考えながら、テーマを選ぶこともできます。

 

でも、絵は、ほとんどの場合、『描いてから、考える』ことが多いようです。

 

自由時間に王子が描いている絵や字や記号を見ると、描いてから考えてるなと、思います。

 

 

 

王子は、ドラえもんが大好きで、「漫画家」が、将来の夢の一つです。

 

 

漫画家になるのは、険しい道のりだと思いますが、がんばれー王子★☆