☆数星の王子、ただいま冒険中★

ギフテッド?(IQ137)☆メンサ会員☆自閉スペクトラム症☆注意欠如・多動症☆口唇裂☆3月生まれの一人っ子♥数字ラブ♥王子の冒険譚

病院の扉は、運と根性が幾重にも重なり、ゆっくりと、開く①

 

【王子 小1 6歳】

 

 

ママリが、王子を、病院、精神科に通わせていることを知ると、まわりから、まぁ、色々な反応が返ってきます。

 

正直、白目をむきそうになるような、返答しづらいコメントも、あります。

 

 

 

が、意外と多いのが、

 

「精神科?なんのために?」

 

という、病院を全く信じていない感じの、コメントです。

 

 

「え?めっちゃ、いいよー☆★」

 

と、ママリが詳しく説明すると、実際には、思い込みで話しをしている場合も、多いです。

 

 

日本社会の、精神科の扱いは、こんな感じでしょうか?

 

 

未知の洞窟。

 

モンスターがいる、ダンジョン。

 

暗くて、ネバネバしていて、行きたくないし、行く必要のない場所、でしょうか?

 

 

もしかしたら、子供達に、「チャタ君は、おかしいから、一緒に遊んだらダメ。」と、言っている親も、いるかもしれません。

 

 

でも、ひと昔前と比べたら、今、あからさまな差別は、ほとんど、ありません

 

 

 

でも、

 

誤解は、山のようにあります

 

 

いや、地球上の山の数じゃ、おさまらん。

 

宇宙中の、星の数ほど、あります、あるんです。

 

 

 

困っているその子と、関係のない人間が、誤解をしている分には、あまり問題はありません。

 

でも、困っているその子の、近い人間達が、誤解に誤解を重ね、偏見を真に受けて、その子に、必要な手を差し伸べないことを、ママリは、とても、残念に思っています。

 

 

 

子供の発達には、段階があります。

 

3歳までに、脳や体のおおよそが、6歳までに、子供のかなりの部分が、出来上がるようです。

 

発達障害の子供の療育は、6歳までが重要だと、言われました。

 

 

なぜなら、何かが起きた後にとる、対策、ではなく、何かが起きるかもしれないから、その前に、「準備」が、できるかもしれないからです。

 

例えば、字が書けなさそうだと言われたら、座る練習よりも、字の練習や対策を、小さい頃からして、そのような特徴がある自分に慣れることが、できるかもしれません。

 

 

だから、もし、「あれ?」と思ったら、実は、1日も早く、相談する必要が、あるのです。

 

 

ママリの書くことは、多くの方々から、嫌がられるかもしれません。

 

それでも、王子とママリの経験が、少しでも、誰かの勇気になったらなぁと、考えています。

 

 

王子とママリの話を聞いて、実際に病院に行った子や、学校に話した家族がいます。

 

あきらかに、王子家も、その家族も、学校も、みんなが、情報不足です。

 

 

情報不足なんです。

 

 

だから、情報をつかみに、まずは、とりあえず、行こう、病院へ☆

 

 

 

《病院までの道のり はじまり編》

 

王子が、年中の冬 (4歳11ケ月) 、はじまりは、市から来た、1本の電話でした。

 

 

忘れもしません。

 

あの日の朝、ママリは、落ち込んでいました。

 

 

3歳で時計を読み、数字を並べては萌えている王子は、ママリから見て、普通ではない気がしていました。

 

 

王子の才能を、伸ばしてあげたい。

 

そう思い、小学校受験を考えはじめていました。

 

ちょうど、王子の幼稚園には付属の小学校があり、希望者のみ、園が終わってから、受験勉強をするクラスも、ありました。

 

 

王子は当時、幼児用のパズル系、育脳系のドリルやワークにはまっていて、実は、小学校の受験勉強の内容が、王子の、大好物だったのです☆

 

 

そこで、ママリは、とりあえず、そのクラスに王子を入れたのですが、初日だったその日、王子が、

 

「幼稚園に、行きたくない。」

 

と、言ったのです。

 

 

王子が、園や学校に行きたくないと言ったのは、後にも先にも、この1回だけです。

 

「Yさんがいるから、こわい。」

 

「そのクラスには、行かない。」

 

Yさんは、王子を叩いていた、クラスメイトでした。

 

 

王子は、お勉強クラスを、ずっと、楽しみにしていました。

それなのに、Yさんの影響で、王子が好きなことを、諦めなきゃいけないなんて。

 

 

叩かれても、何も、できない王子。

 

叩かれたことを、伝えることも、できない王子。

 

叩かれているせいで、自分の好きなことを、諦めると言う王子。

 

 

ママリは、

 

「そのクラスには、先生が沢山、ずっと、いるから、絶対に、叩かれないから、行ってきなさい。」

 

と、無理やり、王子を送り出しました。

 

実際、叩かれることなく、楽しかったと笑顔で、王子は帰ってきました。

 

 

王子は、年中の春から夏にかけて、Yさんに叩かれていて、叫べない、避けれない、逃げられない、やり返せない、先生に言うこともできない、ので、ただひたすら、我慢していたらしいです。

 

 

そして、相談に行ったママリに、担任の先生は、

 

「Yさんは、人を叩くような子ではありません。」

 

「チャタ君…そんなことを言ったんですか。」

 

と、事実確認もしないまま、毒を、放ったわけです。

 

 

ママリは、HPが1の状態に陥りましたが、色々とあり、結局、ママリが、折れました。

 

この先生は大ベテランで、他の親達から、信頼されていました。

大事になれば、王子が転園せざるを得ないと、考えたからです。

 

ママリは、鎌を持って、死装束で幼稚園に殴り込むつもりでいましたが、王子が「他の幼稚園には、行きたくない。」と、言ったので、一緒に、生きることを選びました。

 

 

 

そんなことを、思い返していた時に、スマホに、着信がありました。

 

「市の育児担当ですが、チャタ君は、じゃんけん、できるようになりましたか?」

 

ママリの頭の中は、?で、埋め尽くされました???

 

 

その方は、続けました。

 

「3歳時の、発達状況を記入した用紙から、連絡をしています。」

 

ああ、確かに。

 

確かに、ありました。

 

そんなことが。

 

 

市から送られてきた調査書に、『じゃんけん、できますか?』の項目が、ありました。

 

 

ママリは、「できる」に、〇をつけようとしましたが、パパ虫が、

 

「できる、っていうのは、いつ、どこでも、100%、完璧にできる場合にのみ、あてはまる。」

 

と言って、「できない」に、〇をつけたまま、提出したのでした。

 

 

それを、わざわざ、追ってくれているなんて‼

 

 

じゃんけんは、もうできるようになっていたので、特に、問題はありませんでした。

 

 

でも、「何か、気になることはありますか?」という担当の方の質問に、ママリは、王子のことを、話しました。

 

正直、この日でなければ、ママリは、もう元気になっていて、王子が、「外でちょっとできないくらい、大したことじゃない、家でできていればいいや。」と、詳しい話は、しなかったかもしれません。

 

忙しい日だったら、「王子の性格が不憫で。」なんて話、しなかったと思います。

 

 

でもこの時、ママリは、弱っていました。

 

朝の一件を、誰かに、話したかったんです。

 

 

すると、今度一度、市の施設で、カウンセラーに話を聞いてもらいませんか、気が楽になりますよ、と言われ、ママリは、早速、面談の予約を入れたのです。

 

 

 

《カウンセリング 1日目》

 

ママリは、王子 (4歳11ケ月) が、家でできること、外でできないこと、数字が好きなこと等を、説明しました。

 

 

その後、王子に、いくつかの問題が出されました。

 

 

ざっとまとめると、

 

紙に、6人の顔+表情が描いてあり、どのような表情かを当てるように、言われました。

 

王子は、泣いている、のみ、時間がかかったけど、分かりました。

 

 

嬉しい、驚いている、怒っている等は、分かりませんでした。

 

 

普通の人間にとっては、簡単な問題らしいです。

 

 

 

結果は、なんと。

 

 

他人と会う、話すことが、難しいレベル

 

 

「幼稚園に、行けていますか??」

 

と聞かれる、レベルらしいです。

 

 

実際の王子は、

 

「幼稚園大好き、行きたい♥」

 

でも、

 

先生にプリントを渡す、友達と話す、質問に答える、等はできない、状態でした。

 

 

そこで、

 

「話すことの、代わりになる方法を、考えてあげてください。」

 

「他の子と、無理に遊ばせると、チャタ君にとっては、プレッシャーになるかもしれません。」

 

 

なので、今後は、

 

できないことは、諦めましょう。』

 

と、言われました。

 

 

( ゚Д゚)

 

ママリ、顎が、外れる↓↓

 

 

外れました。

 

外れましたよ。

 

 

びっくりしました。

 

表情が、分からない?

 

王子は、表情豊かな子で、王子の感情と表情は一致していましたし、ママリの顔を見て、少しの目の動きで、機嫌を察することも、できていました。

 

 

ただ、確かに、外では、表情を出すことが、少なかったです。

 

この、人間の顔が認識できない、表情も分からない問題の詳細は、分かりづらいので、また今度、書きます。

 

 

そしてママリは、王子が、友達と遊ぶことが苦手なのを、克服するために、毎日、園の後、友達のいる公園に、連れていっていました。

 

当然、王子自身も、ママリの「友達と遊べるようになってほしい。」という気持ちを知っていたでしょうから、確かに、嫌だったとしても、ママリに向かって、嫌だとは言えなかったでしょう

 

 

この日を境に、ママリは、

 

王子に、どうしたいかを聞いてから、遊びの予定をいれるように、なりました。

 

 

他のことも、王子に聞いてから、行動するようになりました。

 

ママリの、王子に、こうなってほしい、こうしてほしい、という想いは、封印しました。

 

 

 

今考えてみると、これは、王子にとって、ありがたいことだったと思います。

 

ママリ達は、王子が、手ぶらで冒険にでかけて、モンスターと素手で戦っていたのに、他の人間の子共達が、生まれながらに武器を持っていることを、そもそも、知りませんでした。

 

 

人間の常識をもとに、王子を、育てていたのです。

 

 

でも、そもそも、王子は、言葉は悪いのですが、宇宙人です。

 

生粋の、数星の王子だったのです。

 

 

 

この日、ママリは、人間の常識を、捨てました。

 

王子家に必要なのは、人間の育児書に書いてある、育児方法ではありません。

 

 

目の前にいる、王子を見て、王子の声を聞いて、ママリ達には理解ができなくても、対策を一緒に練っていくことが、王子の最強武器になるのだと、気がつきました。

 

 

実は、口唇裂の育児でも、ママリは、度々、度々、旅々、失敗して、失敗を重ねてきました。

 

その時も、ネット・育児書は、見まくっても、「ほぼ、信じないぞぉ。」と、心に決めていましたが、改めて、人間界との決別を、誓った日でした。

 

 

 

ママリはこの日、吹っ切れました。

 

王子を見て、モヤモヤモヤモヤしていたことが、実は、全く意味のない、ちっぽけな、ママリが、勝手に悩んでいることで、本当は、もっともっと、大変で、切実な、問題が、ゴロゴロと、石ころのように、そこら中に転がっていて、王子が、転びまくっていたのです。

 

 

一刻も早く、防具屋に、行かなくちゃ!!

 

 

 

《今回のラッキー 一覧》

 

ラッキー 1 

 

市(国?)が、子育て分野に力を入れていた → 発達状況調査、フォロー

 

 

ラッキー 2

 

石頭なパパ虫がいた → じゃんけんの報告により、市から連絡が来る

 

 

ラッキー 3

 

ママリが弱っていた → 市の相談員に、最近の王子の様子を話した

 

 

 

 

次回は、市の育児相談での、カウンセリング二回目の様子を、お伝えします♪

田中ビネーⅤという、IQがでる、発達検査をしますよ。