【王子 小3 8歳】
※ 主に、算数オリンピックの、キッズBEEの話ですが、他の算数の勉強にも役立つ内容です。
㊗㊗㊗ 「キッズBEE」の決勝に、進めることに、なりました ㊗㊗㊗
算数の問題を解く時に、必要な力は、何種類かあると思うのですが、王子を見ていると、一番大事なのは、
「最初の一手」
だなと、思います。
算数オリンピック系の、超思考力問題をやっていると、問題を読んでも、
?? 「次に、何を、どうすればいいのかが、さっぱり、分からない。」 ??
そんな問題が、出てきます。
もはや、次に、どの数字を、どこに入れて、何を計算すればいいのか、どこを見たらいいのか、図を書くのかトーナメント表なのか、分からないんですね。
「最初の一手」が、出ない。
で、王子を見ていると、問題を読みながら、もう頭の中で計算がはじまっていて、すぐに、何かを、書きはじめます。
そんな王子ですが、天敵がいます。
はい、「図形問題」さんです。
王子家では、算数オリンピックの、キッズBEEの過去問は、去年、2022年のキッズBEE (2年) を受けた後に購入して、本格的に、攻め始めました。
「キッズBEE」は、小学1年~3年生対象のテストです。
算数オリンピックに挑戦するなら、過去問は、絶対に必要です。
1⃣ 「2022年度版 過去問題集 キッズBEE」 算数オリンピック委員会
王子家の勉強方法は、二種類あります。
① ママリと一緒に、がっつりやる勉強
② 王子が、自由時間に、自由にやる勉強
算数の、思考力系、勉強系、パズル系、クイズ系、等々等々等々で、自由にどうぞな問題集やドリルが、20冊くらい、棚に、置いてあります。
算数オリンピックの、キッズBEEの過去問 (以下、過去問とよびます)も、ここに置かれました。
王子は、気が向いた時に、好きな問題を、自由にやっていて、ママリは、〇つけをして、合っていればそのまま、間違っていたら、もう一度、王子が、勝手にやる、という方法で、やってきました。
解説は、してきませんでした。
キッズBEEの大会には、地方の予選であるトライアル大会と、それに通過した子供達だけがすすめる、決勝のファイナル大会があります。
なので、問題も、トライアルとファイナルの二種類があり、当然、ファイナルの方が、難しいです。
過去問の内容は、トライアル・ファイナル問題ともに、7~9問ずつくらいで、10年分の問題が、のっています。
王子は、気ままに、好きな問題をやっていたので、そろそろ、ちゃんと取り組もう、とした時に、問題が勃発しました。
本番、一カ月前の、出来事です。
王子は、トライアルの問題の、7割くらい、自力で解いていました。
王子が、けっこうな量を、自力で解いていたので、ママリは、油断していました。
王子は、『数字系』の問題が、好きで、得意なので、こららは、けっこうやられていました。
図形の問題。
あんまり、手が、つけられていませんでした。
そりゃそうか、自由にやっていいなら、好きな問題、やりますよね…。
王子は、発達障害の影響で、視野に独特な特徴があるので、現実世界では、視界が狭く、奥行き感が捉えられなかったり、人間の顔を見分けられなかったり、全体を把握して、前後を予測する能力等々が低いです。
これは、算数にも影響していて、立体を捉える感覚や、物を回転させたり、重ねたりというのが苦手で、その流れで、図形も、苦手になってしまうんですね。
まあ、これは、持って生まれた特徴なので、仕方がないことだと思っています。
じゃあ、パパ虫と、「一緒に、勝負しながら、やってみよう!」となったのですが…
( ゚Д゚)
まあ、難しい。
なんと、王子が、
やれば、
やるほど、
できなくなって、
自信を、
なくしていきました!
がーん。
表情も、過去問の図形問題を見ると、どんどん暗くなっていって、図形問題を前に、王子の手が、ついに、止まってしまったのです。
( ゚Д゚)
「この問題、何をすればいいのかが、分からない。」
王子の、完敗でした。
ひえ。
これは、最初の一手が出ない、「ママリの呪い」というステータス異常に、違いありません(笑)
具体的に、どういう問題かというと、例えば、
□の、まわりや辺の長さとか面積を使いながら、答えを導く問題等々です。
足し算、かけ算ができれば、できる問題なのですが、試行錯誤をする中で、『気づき』がないと解けない問題が多くて、算数オリンピックレベルの問題から、チャレンジするのは、無謀でしたね。
ここで、「問題の解説をして、終わり」にしては、いけません。
「頭で、理解する」
のと、
「体が、動く」
のは、
「全く、別」
だからです。
できない問題の解説を読んで、理解しても、多分、小学校低学年の子供だと、理解はできるし、答えも分かったけど、次に、似たような問題がでたら、気づいて、解けるかどうかは、分かりません。
それに、こういう問題は、
分かった → やる
という、流れではないんです。
『なんか色々と考えて、書いてみたら → 答えにたどりついた』
なんです。
だから、こういう問題に必要な力は、「分からないからこそ、手が動くこと」なんです。
例えば、何をすればいいのか分からなかったけど、問題に書いてあった数字で、式を作ってみたら、解けた。
とか、そういう、手が動いてたら、ヒントがあって、罠を解除できて、金メダルが出てきた、というような、宝箱のような問題なんです。
こういう問題を、自力で解けるようになるには、道具が必要です。
道具を手に入れて、使いこなすためには、練習が必要です。
何の、練習かと言うと、『手を動かす、練習』です。
例えば、さっきの図形問題だと、
王子は、問題を見て、次に、書き込める数字に、気づけていないんですね。
だから、手が動きませんでした。
例えば、
「長方形で、一辺が3cm」と書いてあれば、3cmと書いてある、向かい側の線も3cmだと、一瞬で気づいて、書けるか、ですね。
それを、書いてみたら、分からないところが、どんどん分かってきた、という流れになるのだと思います。
とにかく、手を動かして、色々な道具を使ってみて、ヒントに気づけたら、答えまで、もう少しです。
そこで、ママリは、コツを掴ませるために、練習できるような問題を探していたら、
ああ、あるんですねーーーー。
さすが、日本の教育業界 🙌
ドンピシャなパズルが、ありました。
ずばり、『面積迷路』です。
さて、どの『面積迷路』を、選びますか?
キッズBEE対策なので、難しい大人用の問題から?
難しい問題からはじめると、難しいので、本人はイライラするし、親もイライラして、時間も精神も、無駄にしてしまう可能性があります。
だって、難しいんだもん。
こういうパズル問題は、見て、一瞬で、「最初の一手」がどこか、に気づくための練習なので、一瞬でできる、簡単な問題がおすすめです。
こういう図形問題は、図形ではないんですね。
ヒントを探して、計算して解く、パズルなんです。
王子と一緒に、勉強をしているママリは、昔より、賢くなりました(笑)
王子は、キッズBEEの過去問では、『ヒント』(次に、書き込める数字) が、見えて、いませんでした。
でも、『面積迷路』では、最初から、見えたんです。
王子の、手が、動きはじめました。
簡単な問題って、道筋とヒントが、明確なんですね。
答えが、解いていけば、出るようになっています。秀逸です。
これを、何度かやることで、こういう図形問題があった時に、
「どこを、見ればいいのか」
「どことどこの、数字が、同じなのか」
等の、ヒントの探し方を、手が、覚えました。
テーブルの上に、『面積迷路』を置いておいたら、学校から帰ってきた王子が、さっそく見つけて、パラパラめくっていました。
「これ、やりたい。いい?」
おやつより、算数の問題が大好きな王子です。
算数の問題をやりたい衝動から、王子は、逃れられません。
「ああ、こういうことかーーーー。」
「分かった。」
「やば。図形、めっちゃ楽しいんだけどーーーーー♬」
そうそう、これです。
『教えてもらう』のではなく、
『自分の手が、動く』こと
『自分の手で、解ける』こと
これが、本当に、大事です。
王子、数字系の問題を解く時は、キラキラ目なのですが、図形の前では、鼻にしわが寄って、渋い顔になっていました。
そうすると、もう、図形問題に会った瞬間に、問題に、負けてしまうんですね。
でも、
「図形、めっちゃ楽しいーーーーーー☆ひゅーーーー★」
という感じのテンションだと、問題に負けず、最初の一手が、でるようになります。
この『面積迷路』では、
※※ キッズビーの 過去問レベルの問題には 対応できません ※※
でも、手の動かし方を、身につけるのには良いです。
最終的には、ママリと王子は、図形問題は、解説を読みながら、ヒントを探したり、ああだこうだ言いながら、一緒に、取り組みました。
『自分で、解ける』までは、辿りつきませんでしたが、王子が、入口をぶっ壊し、通路を徘徊して、罠を見つけて、解除に失敗して、逃げて、爆弾を仕掛けて、倒れる、くらいまでは、辿りつけたと思います。
最初の一手が出ずに、「何をしたらいいか、分からない」と、固まっていた王子が、大レベルアップしました♬
3⃣ 「エルカミノ式 面積迷路 (スピード編)」 村上 綾一
もし、『面積迷路 (スピード編)』が面白かった方は、こちらもおすすめします。
3⃣ 「エルカミノ式 面積迷路 (ひらめき編)」 村上 綾一
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こちらは、ひらめき系で、難しいです☆
といっても、『面積迷路』のスピード編も、後半は難しいです。
王子、まだ、最後まで、たどり着けていません。
※ 図形が得意な子は、必要ないかもしれません。
※ 図形が苦手な子でも、効果は人それぞれなので、絶対に、図形ができるようになる、おすすめ、ということでは、ありません。
※ あくまでも、王子の場合の、一例として、読んでくださいね☆
王子が、図形問題をやりながら、渋い顔をしているか、キラキラ目かは、けっこう、テストの結果に影響するのではないかなと、ママリは、考えています。
過去問、10年間の問題を見た感じ、点数は、かなり運に左右されるな、と思っています。
特に、王子の場合は、数字系に強く、図形系に弱いので、数字系と図形系の難問 (正解率30%以下くらい?) で、どういう問題が、何問でるかを、見ていると、この年は、王子は点取れそうだけど、あの年だと、図形が多いから無理だね、という感じです。
本番で、問題をザっと見て、数字系の問題ばかりだと、王子のテンションはめっちゃ↑↑ 上がり ↑↑ 多分、心に余裕ができて、問題も解けると思います。
でも、逆に、図形ばかりだと、王子は当然、「やば、苦手な図形ばっかりだ。図形問題、間違えられないぞ。」となって、プレッシャーに押しつぶされて、数字系の問題まで、間違えてしまうかもしれません。
だから、できれば、「苦手意識」は、無い方がいいな、とママリは、勝手に、思っています。
王子は、実際には、図形は苦手です。
でも、それでも、
「図形問題でも、できるから、大丈夫。」
と思えるような自信を、持ってもらうために、難しい問題だからこそ、簡単な問題や基本的なことを、着実にやることが大事だなと、思いました。
※ あくまでも、王子のバックグラウンドと、王子家の状況から判断した勉強方法なので、参考程度に、読んでください☆☆
☆ この記事、少し前に書いたものなので、最新情報を、たします ☆
☆☆ 6月11日に、『キッズBEE』を、王子が、受けてきました。
ママリが言っていた、図形問題が出ました。
「もんだい3」です。
王子、間違えてきました。
でも、王子本人は、テスト後に、「できた」と言っていました。
考えて、計算してきました。
手も足も出なかったわけではなく、戦って、負けてきました。
そして、
「あー、これぇ。悔しい。」
と、言ったんです。
図形問題、間違えても、「だって、できないんだもん、あたりまえだよね」みたいな感じだった王子が、「悔しい……」まできたので、大躍進だったと思います♬
お疲れー、王子。
※ アマゾンでの買物、このページから行っていただけると、助かります♥